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USBのペンダント
神田は子会社に出向中。
そこの社長秘書の菜奈は幼馴染。
その日はエレベーターで二人きりになった。
「神田君て、アクセサリーは身に着けないの?」
菜奈が尋ねた。神田は階数表示を見たままで、
「そうだね」
「でも、これならいいでしょ? 仕事してますって感じで」
菜奈が見せたのはUSBのペンダントだった。
「こういうのはその……。菜奈さんも婚約者がいるんだし」
神田が言うと菜奈は微笑み、
「あれは嘘」
神田は震えそうになった。
神田は子会社に出向中。
そこの社長秘書の菜奈は幼馴染。
その日はエレベーターで二人きりになった。
「神田君て、アクセサリーは身に着けないの?」
菜奈が尋ねた。神田は階数表示を見たままで、
「そうだね」
「でも、これならいいでしょ? 仕事してますって感じで」
菜奈が見せたのはUSBのペンダントだった。
「こういうのはその……。菜奈さんも婚約者がいるんだし」
神田が言うと菜奈は微笑み、
「あれは嘘」
神田は震えそうになった。
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