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色あせたぬいぐるみ
神田律子の夫は子会社に出向中。
社長の娘の菜奈にキーホルダーをもらった。
夫は律子に知られるのを恐れていた。
数日後、社長は元気に退院し、自宅で快気祝いの会を開いた。
「いらっしゃい」
仕事の時とは違って妖艶なドレスを着た菜奈が出迎えた。
驚いた事に出席者は彼だけだった。
夫は焦った。すると菜奈は、
「忘れてしまったのね。私達、昔に会っているのよ」
色あせたぬいぐるみを見せて、
「貴方にもらったの」
夫は目を見開いた。
神田律子の夫は子会社に出向中。
社長の娘の菜奈にキーホルダーをもらった。
夫は律子に知られるのを恐れていた。
数日後、社長は元気に退院し、自宅で快気祝いの会を開いた。
「いらっしゃい」
仕事の時とは違って妖艶なドレスを着た菜奈が出迎えた。
驚いた事に出席者は彼だけだった。
夫は焦った。すると菜奈は、
「忘れてしまったのね。私達、昔に会っているのよ」
色あせたぬいぐるみを見せて、
「貴方にもらったの」
夫は目を見開いた。
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