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ポケットのついたハラマキ
神田律子は新米ママ。
愛娘の雪と一緒に混雑時間を外して出勤している。
「おはよう」
そこに井地川琉衣子が現れた。
真冬だというのにミニスカートを履いている。
コートは高級な毛皮だが、それでも寒そうだ。
「良かったらこれ使ってください」
琉衣子が広げてみると赤い毛糸地のハラマキだった。
「ポケットがついてるから使い捨てカイロを入れられますよ」
律子は親切のつもりだったが、
(嫌がらせ?)
琉衣子にはそう思われてしまった。
神田律子は新米ママ。
愛娘の雪と一緒に混雑時間を外して出勤している。
「おはよう」
そこに井地川琉衣子が現れた。
真冬だというのにミニスカートを履いている。
コートは高級な毛皮だが、それでも寒そうだ。
「良かったらこれ使ってください」
琉衣子が広げてみると赤い毛糸地のハラマキだった。
「ポケットがついてるから使い捨てカイロを入れられますよ」
律子は親切のつもりだったが、
(嫌がらせ?)
琉衣子にはそう思われてしまった。
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