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カメレオンみたいな女の子
神田律子は妊婦。
陣痛が始まったが治まってしまい、様子を見るために残ったのだが、全く始まらなかったので帰る事にした。
二人はタクシー乗り場に行った。すると、
「神田君、偶然ね」
柱の陰から井地川琉衣子が不意に現れたのでギョッとした。
「もうすぐ出産なの?」
琉衣子は夫だけを見て尋ねた。
「もうすぐだよ」
「楽しみね」
それだけ言うと琉衣子は行ってしまった。
(保護色かよ)
二人は琉衣子の柱と同じ色のコートを見て思った。
神田律子は妊婦。
陣痛が始まったが治まってしまい、様子を見るために残ったのだが、全く始まらなかったので帰る事にした。
二人はタクシー乗り場に行った。すると、
「神田君、偶然ね」
柱の陰から井地川琉衣子が不意に現れたのでギョッとした。
「もうすぐ出産なの?」
琉衣子は夫だけを見て尋ねた。
「もうすぐだよ」
「楽しみね」
それだけ言うと琉衣子は行ってしまった。
(保護色かよ)
二人は琉衣子の柱と同じ色のコートを見て思った。
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