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りったんの「二百文字小説」集  作者: りったん
復活編
108/210

台風がゆく

 神田律子はOLである。


 連休最終日が台風直撃でどこにも出かけられない。


 愛する夫は関西に長期出張している。


「京都が大変!」


 律子はテレビのニュースで氾濫する川の映像を観て慌てて夫の携帯に連絡した。


 同じ事を考える人間が多いのか、繋がりにくくなっていた。


 ようやく繋がった時にはもう台風は列島を抜けていた。


「台風一過だね」


 夫が言うと、律子は、


「台風って家族がいるの?」


 昭和の遺物のような本気のボケをかましてきた。

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