表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/27

第4話 線が見えるからって……

「下着の線が見えるからかもしれません」


 私は何も言えなかった。



 汗かきで体臭問題を抱える者、それとは真逆で真夏に冬服を着ている者もいる。同期入社の男子ではあるが、相対する2人。


 猛暑日であっても、常に長袖。額には大粒の汗をかいているので、暑いのは間違いない。何を言っても、「暑くないです」としか返ってこない。そうなれば、水分補給をしっかり摂るようにとしか言えない。


 ただ会社に来る時は、半袖なのだ。それを知ってしまった。正確には、会社の駐車場に来るまでは! 車から降りれば、上着を羽織る。もちろん逆も同じで、長袖は車に乗り込むまで。


 それが何を意味するのか……、最初は私は分からなかった。


 多種多様、全てに配慮が必要。だが私の頭の中は、「線が見えるから」の言葉がリフレインし、砂時計がグルグルと回り続けるだけ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ