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第27話 でも、この職場が好き②

 再戦は、翌日にやってくる。


 私の心が折れても、周りが納得してくれない。再び、社長の甥っ子と対峙することになる。ただ心の準備は出来ているし、同じ手は通用しない。


 説教が始まると、また社長の甥っ子の左手の小指が、耳の穴に刺さる。


『右の耳に集中しないで、両耳で聞いてくれる?』


「違います、左の耳の穴を広げているんです」


 もう、勝てない。


 私なんて、凡人中の凡人なんだと思いしらされる。ただ、耳の穴に指を入れるなと言うだけが精一杯の抵抗。




 こんな話を、家で愚痴ってしまう。仕事の話を家庭に持ち込むのは良くはないが、ついつい、愚痴ってしまう。想像の斜め上のことが起こる職場。怒りもするし、悩みもする。


 しかし、私は楽しそうに愚痴っているらしい。だから、家族も笑い話として聞いてくれる。


 摩訶不思議で、ぶっ飛んだ職場かもしれない。でも、私はこの職場が好きなんだろう!


 多分?

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