表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/27

第21話 2の次は?

 日本語は難しい。「2」の次は「4」の可能性がある?


 仕事の優先度には、納期やトラブル、もちろん個々のスキルも影響する。だから、いつも同じルーティンにはならない。


 通常の流れでは問題が起こる場合にだけ、直接私が仕事順に番号をつける。それで問題が起これば、私の責任であり「私の指示」と伝えれば良い。


 だが社長の甥っ子は、「2」の次に「4」をやる。「3」の仕事を、やろうとしても不可能・効率が悪過ぎるといった問題はない。


『なぜ、順番を守らないの? 番号振って渡したよね』


「はい、2の次は4になる時があります」


『だから、間違えないように2の次に3の仕事をするように指示しただろ』


「でも、2の次の偶数は4です」


 最初の頃は、全く意味が分からなかったが、最近では対処の仕方が分かってきた。


『じゃあ、3の1つ前の数字は何なの?』


「はっ、2の次に奇数の3があります」


 まだまだ自分なんて未熟で、知らない世界観がある。可能性は無限大だ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ