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第20話 一生の何%

 これは、私が提出した非公式の報告書。


 チャックが錆びてしまう半ソデ君。問題は、窓が半開きになってしまうこと。それは立派なセクハラであり、放置は出来ない。


 私の説得は成功し、半ソデ君はチャックが開けっ放しにならないよう気を付けてくれてはいる。しかし、たった3歩歩いただけで、チャックは開いてしまうのだ。


 チャックを触る回数は、平均で1分間に約3秒。1時間なら3分、1日8時間の仕事ならば24分。半ソデ君の生涯の、約1.7%はチャックを触っていることになる。


 そんな人生は、少し切ない。だから、特注の作業服を探して貰えないだろうか? ボタン式のジーンズのような作業服があれば、チャック問題は解消出来るはず。


 そして、非公式な報告書の回答。


 半ソデ君は、内股全力ダッシュでトイレに走るのは、良く見かけられている光景。もし、チャックがボタン式になれば、どうなると思う?


 ああ、無情だ……。

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