表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/27

第13話 段ボール箱3つは無限の可能性

 段ボール箱3つには、無限の可能性がある。


 毎月発生する、保管書類の入った段ボール箱。統一したサイズではないが、よくあるみかん箱程の大きさで3つ分。


 これを2階の書庫の棚に納めるだけの、簡単な仕事というか雑用。棚に、段ボール箱を重ねて置けるのは2段まで。だから、下に2つ並べて上に1つ重ねるか、3つ横並びにするしかない。

 10分もあれば終わる仕事なのに、何故か30分以上も帰ってこない。不安になり書庫に行ってみれば……。


「どっちがイイですか?」


『どっちって、何が?』


 もしかしてと思ったが、敢えて分からないフリをする。下の段になった2箱は、少し角度をつけてハの字に並べられている。そして、上の段の1箱はセンターへの配置。


「ハの字より全部右に向けた方が、カッコいいかもって思って」


 指示するって、想像以上に難しい。これが、初めての私の部下の話。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ