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タンザナイト

タンザナイト7

作者: 星野☆明美

離婚後亡くなった夫と暮らしていたとき、いろんな指輪を買ってもらった。

たとえば、幅広い地金の上に青い花びらのようにサファイア、葉にペリドット。すんごい気に入ってたのに、統合失調症の幻聴が「プロポーズごっこ遊び」をして指にはめたり、年下の好きだった人に女の子紹介すると言って、図書館で働いていた時の知り合いにその指輪をその男の子からだ、とか言ってあげてしまった。不本意だが、統合失調症には逆らえない。

グリーンアゲイトの四つ葉の指輪、買ってもらった後、しばらくつけて、買い取り屋に売ってしまった。後でグリーンアゲイトの四つ葉の指輪は作ってないと聞いてしまったと思った。

精神科に入院していたとき、社長と名乗るおじさんにプロポーズされたが、夫にタンスになおしていた18kの指輪を持ってきてもらい、それを見せて断った。その指輪も夫が売れば?と言ったので売ってしまう。

10kのちまちました指輪もいろいろ買ってもらったが、どれも素通りしていった。

タンザナイトの三角形のルースのプラチナ900がお気に入りでずっとつけていた。

どんなに大事でも、縁がないと質屋行きだったり、人にあげたり手の上を素通りして行った。

今、質屋からなんとか取り返してきた結婚指輪プラチナ900と、車の運転無事故を願掛けしてるタンザナイトプラチナ900、250円の合金の四つ葉の指輪が手元に残っている。

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