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201話 みんなのもとへ【中編】


 ぼくはルルイエさんとクトゥルーと協力して、精霊を新たに作ることにした。


 霊装。

 精霊を纏い、神に近い存在へと進化する技術。


 ルルイエさん、そしてクトゥルーというふたりの精霊をぼくは纏う。


 白い礼服に、黒く長い髪。

 ぼくはふたりを纏ったことで、一時的に、完全な精霊王となった。


『ぶっつけ本番にもかかわらず、神クラスの精霊との霊装を1発でこなすなんて、さすがエレンだね』


『本当にやるのか? この星にすむ全員の精霊を作り出すなんて』


 クトゥルーの問いかけに、ぼくはうなずいて答える。


「もちろん。借りた物は返す。あたりまえでしょ?」

『……ま、止めはしないよ。それに君なら実現できそうだしね』


 ぼくはうなずいて、精霊王の鍵を構える。

 極光の剣ではなく、元の、長い鍵の形になっていた。


 両手でそれを持ち、正面に構える。


「霊王の力よ! ぼくに力を貸してくれた、この星の皆に! 精霊の加護をあたえてください!」


 鍵をかかげ、がちり、と回転させる。


 その瞬間、鍵の先端から、まばゆい光が照射される。


 七色のそれは精霊達の輝き。


『す、すごいよエレン! 精霊だ! それも、今まで見たことがないくらい、大量の精霊たちだよ!』


『さすがエレンだ。ボクらより霊王の力を使いこなしているなんて……ほんと、規格外だよ』


 粒子はこの星をゆっくりと覆っていく。


 彼の地に住まうものたちのところに、精霊たちが降り注ぐ。


 流れ星のように、地上へ降り立った精霊達は、ひとりひとりの中に入って、やがてスキルとなる。


『ちょ、ちょっと多すぎやしないかい?』

「受けた恩は倍にして返さないとね!」


『やれやれ……地上の人間達は、驚くだろうね。自分のスキルがめちゃくちゃ増えているんだから』

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