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清らかな朝日が射し込む部屋、白を基調とした色とりどりの花を飾り付けた部屋、その部屋の奥、天蓋付きベットに女性が寝ていた。 まだ少女のあどけなさを残す顔立ちは美しく、その寝顔は安らかだ。
小鳥達のさえずりが聞こえてくる、”もう朝ですよ起きなさい” と言っているかの様に。 やがて女性はもぞもぞと動き出し体を起こす。 体を起こしたのは良いものの、目はまだ閉じておりシーツを被ったままゆらゆらと揺れていた。
「………………ん~」
ようやく目が覚めてきたのか、ゆっくりとした動きでベットから降りた。 そしてシーツから出てくるのは黒曜石の如く滑らかに輝く髪。 薄桃色のネグリジェから伸びる手足は陶器の様に艶やかなシミひとつない肌。
そのままちょこちょこと歩くとベット横、陶器製の器には洗面用に澄んだ水が用意されており水を掬ってパシャパシャと顔を洗う。 終えると差し出されたふわふわのタオルで顔を拭った。
「ふ~、ん~~よく寝た」
女性は腕を伸ばし体をほぐす。 少し小さめの頭に大きな丸い瞳、その色は薄い青、張りのあるほっぺに桃色の唇、何とも愛らしい女性だった。 女性がほぐし終わると、無数の光る物が集まり挨拶をする様に動き回った。
「皆おはよう。 うん、良い朝ね。 ええ、湯浴みの準備をお願い」
女性の言葉に返事をするかの様に明滅し散って行った。 女性はメロディーを口ずさみながら部屋を出て行った。
パシャパシャ、巨大で円形に作られた浴室に音が響く。 三十人は入れそうな円形の浴槽に女性が一人湯浴みをしている。 お湯には花びらが散りばめられ室内に豊かな香りが溢れていた。
女性が寄りかかり寛ぐ中、先程部屋にいた光る物が女性の髪を優しく洗い清めている。 よく見ればそれは小さな妖精だった。
暫くして妖精たちが髪を洗い終え女性に伝えた。
「ふんふ~ん。 皆ありがと、さて上がろっかな」
パシャパシャ、浴槽から出てくる体は出る所は出、引っ込む所は引っ込むといった見事なプロポーションだった、正にボン・キュ・ボンである。 上機嫌で歩く女性が後ろに何かの気配を察知し、振り払う動作を取った。 バチィィィ!! 何か電流の様な物が空間に走る、女性の顔は嫌悪感で一杯だった。
「ふんっ。 スケベじじいめ」
折角のいい気分が台無しになり女性は足取りを荒くして浴室を出て行った。 部屋に戻り妖精達が用意した朝食に舌鼓を打っていると、妖精が耳に語り掛けてきた。
「あっようやくなのね。 今回はちょっと時間かかったわね、まあ前回があんなだったからしょうがないのかな? まあ良いわ、あれ持って来て」
妖精達は言葉に応える様に散って行き、何かの道具を持って来た。 それは巨大で透明な玉の中に無数の光る玉が入っていた。
「さあ、今回は良いの来てよー。 抽選開始ーー」
女性が手をかざすと巨大な玉が回転しだした。 女性はその様子をワクワクしながら眺める。
「イケメン、イケメン」
まるで呪文の様に同じ言葉を女性は繰り返した。 やがて巨大な玉から光る玉が一つ飛び出す。 飛び出した玉は回転しながら女性の目の前まで転がってきた。 やがて回転が止まるとその玉から光が溢れある人の顔が映し出された。
「やた! 今回は当たりだわ! イケメン、イケメン。 ウフフフフ」
女性は映し出された人物を気に入ったのか、ニコニコしながら手をかざす。 そして映し出された人物に光を注ぎこんだ。
「さあ、頑張ってね。私の勇者様」
文章って難しいーーーー。
ここまで読んで頂き有難う御座いました。