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この連載作品は未完結のまま約4ヶ月以上の間、更新されていません。

臆病猫は鳥になる。

「──成瀬くんには、あれで終わってほしくない、って思ったんだよ」

 中学生の頃、遠巻きに眺めていた一人の少女に憧れて、しかし勝てない自分に嫌気がさして、少年は競技トランポリンの選手を辞めた。
 しかし、自信を喪失し、卑屈で後ろ向きな性格を拗らせたまま、高校生になった彼は、進学した高校で配られた部活一覧表を見て、葛藤を、未練を、自覚してしまう。
 ──トランポリン部。
 新設された部として、自分がかつて目を逸らしたスポーツが、待ち構えていて。
 成り行きで部活体験に行くと、そこにはかつて、自分が憧れて、届くことも、視線が交わることもないとさえも思っていたあの少女がいた。
 その少女は少年に、冒頭の言葉を紡ぐ。
 それが、自分には似合わないと思っていた、青春の始まりの合図だった。
 
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