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~王族とはいつも正しい訳ではない~

~二年後~

朝、勢いよく部屋のドアが開けられた

開けたのは、我が父であるリレット・ブランシュ国王だ

「我が愛しのアイラ~」

そう言いながら私に抱きついてきた

「父上、ご心配おかけしました」

あの後、神の力で私は倒れた事になっていた

「きっとリンもフローラもアイラのこと心配してるよ~」

リリー・ブランシュ

私の可憐で綺麗で大切な妹

フローラ・ブランシュ

この国の后であり、私の母

「はい

後で謝りに行かないと……」

ふと思い出したように父が言った

「そういえば

アイラはもう時期誕生日だったろう

何か欲しいものはあるかい?」

急に聞かれたのでびっくりした

「ほしいもの……」

うーん、なんだろう……

ドレスもアクセサリーも父上に余るほど貰ってるし、

他に欲しいものなんて……

あ!

「父上!」

「どうした?」

「わたくし、弟が欲しいわ!」

あら?

父上固まってしまった

……ハッ

私はなんてことっ

そりゃそうよ!母上にも相談しないと行けないことだもの!

それに必ずしも産まれてくる子が男の子とは限らないし……

「ち、父上?」

ほんっとごめんなさい!

「っあぁ、大丈夫だ

明日、見に行こう」

見に行く?

もしかして奴隷でも買いに行くと言うの?

この国って奴隷禁止じゃなかった?






















~次の日~

「アイラ~」

「父上!」

今日は隣国に行くらしい

やっぱり奴隷でも買うのかしら

母上に怒られそう……

「姫様、お手を」

父上紳士~

馬車に乗る際いつもこうして父上が手を差し出してくれる

「父上、今日のこと母上に内緒なの?」

もしそうだったら早急にやめなければ

「いいや?母上にも許可を貰っているよ

それにアイラは第一王位継承者だからね

優秀な右腕になる人も見つけなくちゃいけないから」

第一王位継承者……

確かに、乙女ゲームの主人公なのだから当然だけど……

なんかこれって悪役令嬢とかに似ていない?

こんなに主人公が恵まれてていいのかしら……

普通、乙女ゲームの主人公って庶民の出で

魔力が多い~とか、聖女様~とか言われるもんなんじゃ?

あれ?そういえば私の魔力って……

「父上」

「どうしたの~?」

「わたくしの魔力はどのくらいなのかしら?」

「う~ん……

アイラはまだ、魔力測定してないからなぁ…

でもきっと素晴らしいと思うよ!

なんたって私とフローラの子供だもの!」

だったら、もし

「もし、魔力が少なかったりしたら

父上と母上はわたくしに幻滅なさる?」

そうなったら、どう生きていけば良いのだろう

「!そうなことは絶対にないよ!たとえアイラに魔力がなくとも、私たちの可愛いむすさ!!」

「ッありがとうっ」

そうだよね……

父上と母上が私にそんなもの抱くわけないもの

「っと、着いたみたいだね

姫様?」

「うん!ありがとう……」

ここが、した、まち?

「父上?ここは……」

奴隷市場ではないの?

「ここにいる平民の子を誰でも一人連れて行けるんだ」

へいみんのこ?それって

「父上、やはりわたくしは弟など欲しくありません」

「どうしたんだい?あんなにも欲しがっていたのに」

あぁ、父上も結局

”王族”なのですね

周りにいる平民の人達の顔を見ればわかります

平民だって、人なのですよ……

「父上、平民にも家族がいます」

「うん?それは知ってるさ」

「家族とは何に変えても手放したくはないものです

帰りましょう

これ以上、ここに居る必要性を感じません」

私は父上の手を払い除け、馬車に乗った

「アイラ、どうして……」

そんな言葉が聞こえた気がした

























「貴方には一生、わからないものですよ」















その後、父上とは話さなかった



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