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フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ名義

全知全能の俺

作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ

 俺はこの世のすべてのことを知っている。


 この世の1%のことすら一人の人間は知ることが出来ないなどと言われるが、俺は神なのである。


 名前は成田なりた飛右馬ひゅうま。年齢は32歳。職業はニートだが、テレビのクイズ番組で現在3回連続優勝を誇っている。



 全知全能の俺は人間どもに俺の素晴らしさを知らしめるため、知能指数テストを受けにやってきた。

 会場にはいけすかない顔をしたやつらがたくさんいた。まるで自分を全知全能とでも思っているようなやつらだ。

 彼らは勘違いしているのだ。うぬぼれているのだ。自分のことを神か何かだと思っているのだ。

 ただの人間のくせにかわいいやつらだ。


 テスト用紙が配られる。


 ぱっと見た感じ、幼稚園のお遊戯みたいな問題ばかりだ。


 俺は鉛筆を取ると、名前を書く欄からまず埋めはじめる。



「あっ。君!」


 試験官に声をかけられた。

 しまった、まだ名前も書いてはいけないルールだったか?

 いかに俺が全知全能といえどもそんなルールまでは知らなかった。


 試験官は、言った。


「名前の書き順、間違ってるよ」

















大人が書き順を間違えやすいらしい『成』『田』『飛』『右』『馬』を名前に使ってみました。


ちなみに私は『田』以外すべて間違ってました(*´ω`*)

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― 新着の感想 ―
[一言]  ふふふ、私は書道の嗜みもあるので、書き順など!!  ……繋がってるところなら、わかります(笑)
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