ガハハ!
夢オチの話。
ランプ売りの青年の命の灯火編を書いてる途中から
ずっと書きたかったネタです。
ネタにされることが多いですが
夢オチは結構好きなオチの一つで、別世界で二人の主要人物が同じ空を見上げさせるのをやりたかった。
作中では空を見上げるというのが重要で、ヴィクター関係のネタは空に関わるものが多い。
ヴィクターの死で空島への決心がついたり、ヴィクターの死後ノーラと見上げたのも空。奥さんの一人が天使だったりと。
妖精の白ユリ編でダークエルフのクーを出さなかったことから、結局外伝までお蔵入りになってしまった。
夢オチの話に関係させると、リットの夢(幻想や異世界)の部分に深く関わってくる人物。
一人だけ記憶があったり、別の外伝でリットとお泊まりに行ったり、ふわふわとしていて、それでいて鮮明な夢の世界を駆け抜けられるような性格にしました。
命の灯火編で眠ったままだったネズミの獣人――リットの同年代の兄弟にあたるスクィークスの出番が少なかったのは、クーがいないせいです。
紙にも書いていない妄想プロットの段階では、命の灯火編ではクーと一緒に鏡の世界へ飛び込んで、スクィークスが眠ったままの原因を突き止めるといった内容でした。
アリスのような不思議な世界を描きたかったというのもあります。
鏡の世界のキャラを考えるのが面倒くさかったので、結果は書かなくて良しだったのですが、今となっては『幻獣人』という種族をつくって、三月うさぎとかチェシャ猫とか出してもいいなと思う次第です。
当時は幻獣人なんて言葉すら考えていなかったのですが、スクィークスのモデルはアリスに出てくる眠りねずみです。
この死に設定は外伝にも活かせそうになかったので、ここに供えておきます。