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固有名詞

固有名詞。

個人的に一番頭を悩ませてくる困ったちゃん。

適当でもいいと思ってる派閥に属しているのですが、適当だと自分でも覚えられないという問題が出てくるのです。


理不尽なわがままを通そうとした子供時代の自分のようです。


自作品の『ランプ売りの青年』には【リリシア・マルグリッドフォーカス・エルソル・ララ・トゥルミルスバー・カレナリエル・シルバーランド・エミリア】というわかりやすく適当につけた名前のキャラクターが存在します。

正直、この名前は本編の連載中はいつの間にか覚えてました。

ですが、名前の付け方は適当です。


第一章である妖精の白ユリ編では【カレナリエル】というエルフの名前が、依頼を解決するキーワードになっていたので、隠せるよう(読者が読み飛ばす)につらつら思い浮かんだ単語を足していきました。

効果があったかどうかはわかりませんが、長い固有名詞って読み飛ばすというか……文字の長さを図形として捉えたりしませんか?

自分はそのタイプなので、効果があれば良かったです。



話が少し脱線したので戻します。

適当に決めたエミリアのフルネームですが、後付設定にめちゃくちゃ役立ってます。

昔になにかの本かインタビューをおぼろげに覚えているのですが

『金持ちキャラクターを用意しておくと、物語をすごく動かしやすくなる』

というのがありました。

……あったはずです。記憶に裏切られていなければですが……。記憶というのは一流の詐欺師より簡単に騙してくるので確証は持てません。


ですが、確実に金持ちによる好景気の余波は自分の小説にもありました。

『片足が人魚で、もう片方がヒレって渋くね?』と悪魔が無責任にささやいたんですよ。

すると、すかさず天使が『アリストテレス』って名前は双子っぽいから、前から使いたかったんだよね』とささやくものですから、海賊が誕生しちゃったわけですよ。

『アリストテレス』から『アリス』と『テレス』へ

双子っぽさは『イトウ・サン』と『スズキ・サン』に設定が引き継がれています。

アリスとテレスのフルネームは『アリス・ガポルトル』と『テレス・ペインス』で

ガポルトルはポルトガル。ペインスはスペインのアナグラムです。

これまた適当に考えた固有名詞ですが、ガポルトルの響きは極上だと自画自賛していた次第です。

話を戻すと、固有名詞で予期せず物語が良い方向に広がったということです。

その結果。東に国編でエミリアの名前からシルバーランドを頂いて、船の名前につけることにしました。


世界を自由に移動できる手段は大事ですね。

外伝の魔女シリーズの大移動はグリフォン様々です。




そして、ここから本題です。

これも自作品の同棲ラブコメである『2.1チャンネルスピーカーズ』(以下21スピーカー)という小説は露骨に固有名詞アピールをしています。

21スピーカーは固有名詞を【】で囲んでいるのですが、理由としては好きな人にはもっと好きになれる要素を作ろうと思ったからです。(実行はしてない。愛読者がいたらすまぬ……)


やりたかったことは、あとがきで下記のようにいちいち説明していきたかった。



【ロッテンハイマー物語】

ゲーム

【ガウンジ】

上記ゲームのプレイアブルキャラクター。

ゲージがたまると一定期間無敵モードになる。

操作がしにくくなるほどスピードが上がるので、ゲーマー内では暴走モードと呼ばれている。


【リビングデッド・パンチャー】

漫画

ゾンビを殴って倒すだけの漫画。

毎回主人公がどこかのコミュニティと関わりを持ち、主人公以外が全滅するという内容。

生存者が減っていく時の主人公の変貌ぶり(顔芸)を楽しむという、ネットで話題になっている。



やらない理由は面倒くさい。やっぱり面倒くさい。結局面倒くさい。それに尽きる。

小説を実際に書いてなくても、書こうと思った人は経験あると思いますが、無駄な設定って一生湧いて出てくるんですよね。

これをお金に変えられる人は本当に才能ですよね。



でも、なんちゃら漫画劇場世代なので、四コマ枠外にある(※)で説明される呪文とか道具のスペースが好きなんですよね。

いつかはと思いつつ、思いつつの年越しでした。





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