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禁断のよろめきドラマ 【地獄のブリブリエンペラー】

作者: 神冥璽和魂

Once upon a time


ある処に戒名院魔人くんという、それはそれはブリブリブルジョアな高校生のお坊ちゃまが住んでいました。

でも魔人くんにはとてもとても大きな悩みがあって、それはそれは大変に苦しんでいたのです。

魔人くんは身長が140cmしかないのに、体重は150kgもあったからなのです。


クラスの女の子たちは誰も百貫デブの魔人くんとはお話をしてくれませんでした。

悲しみの余り高校を中退してしまったもてない魔人くんは、実業家への道を目指しました。

魔人くんは親の財産を使って超巨大企業のオニーの買収に成功しました。


オニーの筆頭株主になって会長に就任した魔人くんは早速お仕事に取り掛かりました。

お仕事をするためには可愛い秘書が必要だと魔人くんは考えました。

そこで社内の女性を物色していた所、庶務課でお茶汲み係りをしていたひとりのうら若き女性に目が留りました。

それは可愛い可愛い新入社員の蛇蝎院もも子さんだったのです。


魔人くんは社長に命令して、もも子さんを秘書に大抜擢したのです。

もも子さんは突然の昇進に大喜びしました。

秘書課への初出勤の日、もも子さんは魔人くんが送った専用リムジンで会社に出勤しました。

そしてもも子さんが会長室のドアを開けて入ると・・・・・・・・・・・・・・





「ブリッブリブリブリブリブリ~~~ブリッブリブリッブリッブッブッブッブリブリッ」


「あのう・・・・・・・おはようございます。新しく配属になった蛇蝎院もも子と申します。」


「ブリブリブリブリブリッッッブッブッブッブッブリッッブブブブブ~~~ブブブブリブリッッッッ」


「・・・・・・・・あの・・・・・・わたくしはどの様なお仕事をすれば宜しいのでしょうか。」


「苦しゅうない苦しゅうない、もも子と申したな、ちこう寄れ。ボクちゃんが日本痙攣団体連合会会長の戒名院魔人だ。」


「あの・・・・・・・・・会長さんはいつも上半身裸でいらっしゃるんですか。」


「違うにょ、服着ると暑いから何にも着てないんだにょ。」


「えっ、でもそのスカートみたいなのは・・・・・・・・・・」


「これはにょ、ボクちゃんのお肉のスカートだにょ、ブリブリブリブリッ。ペロッ・・・・・とな。」


「ギャァァァァァァァァァァァァァ~~スカートの下に辛子明太子があァァァァァァァァァァァァァァ~~~」


「見たなあ~~~~~口外すると為にならぬぞ~~。」


「見なかった事にしますから何卒お許し下さい~~~~。」


「わ~~~~~ん、見た見た見たんだ、絶対見たんだ~~~、そうやってボクちゃんを馬鹿にするんだァァァァァァァ。」


「そんなことありませんわ、実にご立派な・・・・・・・・・・・・・・・・。」


「嘘だ嘘だ嘘だァァァァァァァァァァァもう氏んでやる氏んでやる氏んでやるんだァァァァァァァァァァァァ。」


「もも子は・・・・・もも子は・・・・・どうしたら良いか分かりませんわ、シクシクシクシクシクシク・・・・・。」


「じゃあ、お仕事始めるからね、屋上にヘリが待ってるから一緒に来るんだにょ。」



もも子さんは魔人くんにヘリで連れ去られてしまいました。

そして郊外にある大きな大きなお屋敷に到着したのです。



「ここがボクちゃんの寝室だにょ。ジャグジーバス・和式洋式トイレ完備、お馬さんもあるにょ。」


「ヒエ~~~~~、三角形のお馬さんですわァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・・・・・ヒヒ~~~ン。」


「ブリッブリッブリブリブリブリ・・・・・・そこのオナゴ、早よう帯を解かぬか。」


「お殿様、お許し下さい。もも子はまだ山出しの生娘なのですわ。」


「ブリッブリッブリッ、戯けた事を申すでない、そちの身体は男を知り尽くしておるわい、余の眼力は節穴ではないわ。」


「エッ、余の・・・・・・・・・・どっかで聞いたみたいな。」


「ええいっ、どうでも良いわあァァァァァァァァ、そこに仰向けになるのじゃあァァァァァァァァァ。」


「お殿様そんな御無体な・・・・・・ああ~~あっあっあっ・・・・・・・・・。」


「シュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュル~~~~~~~。」


「あ~~れ~~~~、クルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクル。」


「ブリッブリブリブリ、うい奴じゃて、うい奴よのう。」


「ああっお殿様、お戯れを・・・・・・・・おやめください。」


「ブリッブリッブリブリブリブリブリブリブリブリ~~~~。」


「アッアッアッ、お殿様おやめください、人を呼びます。」


「ブリッブリッ、戯けめ、呼んでも誰も来ぬわ、ブリブリブリッ。」


「舌を噛んで氏にます。」


「ブリッ、ほれ猿ぐつわじゃあァァァァァァァァァァァ、参ったかァァァァァァァァァ。」


「ングググググググググググッ~~~~~~・・・・・・・・・・・。」


「ブリッブリブリッ、いっただきま~~~す、ペロッとな。」



するとそこへ突然嵐の如く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「ガッッッッッッッッシャァァァァァァァァァァ~~~ン、バリバリバリバリバリバリ~~~~~。」


「貴様なに奴ッッッッ・・・・・・・・・・。」


「シャキンシャキンシャキンシャッキ~~~~~ン、風魔一族くノ一頭、邪教院たか子参上~~~。可愛い愚妹を救いに参った~~。戒名院殿、氏んでもらいます。」


「余を戒名院魔人と知っての狼藉か・・・・・・曲者じゃ出合え出合え~~い。」


「フッフッフッフッフッ、既に手下どもは眠らせてあるわ、覚悟ッッッッッ。」


「ちょっと待ってね、社長さん呼んでくるから。ではまたいずれ後ほど。」


「ん~~~~~、お主は会長ではなかったのか・・・・・貴公は一体何者じゃあ。その肉布団を切り刻んでやるわい、シュバッビシュッバシュッッッ。」



なんと肉の着ぐるみの中には独尊寺唯我くんが入っていたのです。



「イデデデデデデデデ、社長さん、いらっしゃ~~~い。」


「ゲゲゲゲゲゲゲゲッッ、てめえは独尊寺のクソガキッ、もう一度氏ねや~~~。」


「ちょっと待ったあァァァァァァ、ワッワッワッワシがワシが閻魔大王様なんだおォォォォォォォォォォォォ。」


「何か用かい、因業寺マス男閻魔。この名刀村正で舌切られたいんかい。」


「ちょっと待ってね、今ね、鰹のたたき仕込んでるから。ではまたいずれ。」


「こらっ、独尊寺、お前んとこの社長は尻尾巻いて逃げおったぞ、覚悟せいっ。」


「あのね、チミたちは美人局やって稼いでるでしょ。」


「まあワシはお局様と呼ばれた時代もあったがな、それがどうかしたんかい。」


「そんでね、部下の独尊寺営業部長を使って囮捜査してみた訳なの。」


「お主はいつから秘密警察になったんじゃい。囮捜査は違法なんじゃわい。」


「ちょっと待ってね、ネギトロ仕込んで来るから。ではまた。」


「フッフッフッ、今回はワシらの勝ちのようじゃな。さっさと100億ユーロ用意せんかい、独尊寺。」


「恐喝罪で訴えるぞ。世の辞書に不可能の文字はない。」


「あ~~~ん、この事バラしたら貴公の会社の株価は大暴落するで~~~~。さっさと1000億ドル銀行に振り込まんかい。」


「ちょっと待ってね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「ダッッッッッメ~~~~~~~~~、お主の持ち株全部寄越せば黙っててもいいけどな。」


「あれは閻魔さんのヘソクリで買った株だから、お前らにくれてやるわ。ではまたいずれ。」


「まあな分かれば良いんじゃ分かればよ。とっとと地獄に帰れや、こんクソガキィィィィィィィィィィィ~~~。」




美人局でまんまとオニーの筆頭株主になった邪教院たか子と蛇蝎院もも子姉妹は、会長と副会長に就任しました。


しかし姉妹の放漫経営によってオニーの株価は大暴落したので会社更生法の適用を申請しました。


そして姉妹が夜逃げして外国に高飛びした後、オニー株の51%以上を買い占めて完全子会社化した超巨大企業が出現し、オニーを経営難から救い超優良企業として再生させました。



その親会社になった超巨大企業とは、因業寺マス男社長率いる閻魔大王焼き鳥チェーンだったのです。

そして因業寺閻魔大王様は焼き鳥チェーンと経営統合してオニーグループの会長になったとさ、・・・・・・・・・・めでたし、めでたし。












To be continued.















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