コロナウィルス狂騒曲(2) 良いこともあった:普通のインフルエンザが劇的に減った
2019/20年、今シーズンの季節インフルエンザ患者は例年より少ないらしい。コロナウィルス騒ぎで、皆気をつけたからだろうか。
2007年、鳥インフルエンザ騒ぎの年も少なかった。でも翌年には増えた。関係機関は毎年同じ対策を広報してるけど、喉元過ぎれば熱さを忘れる。
著作権法
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=345AC0000000048
”第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
2 国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる(略)
第四十八条 次の各号に掲げる場合には、当該各号に規定する著作物の出所を、その複製又は利用の態様に応じ合理的と認められる方法及び程度により、明示しなければならない。
一 第三十二条(略)の規定により著作物を複製する場合”
以下のグラフは、厚生労働省が報道向けに毎週発表している資料で、ざっくり言えば、全国の医療機関(のうち、定点として毎週報告してるもの)で、一箇所あたり平均で週に何人のインフルエンザ患者が受診したか、というものです。
2017-2020
インフルエンザに関する報道発表資料 厚生労働省
例年(1-2年前)に比べて、患者数が明らかに少ない。ピーク(50人以上)に向かって患者が増えていく時期に、途中で潰された(20人以下)ような、不思議なグラフになっています。
皆がコロナウィルス対策をした、つまり普通の風邪・インフルエンザと同じ対策を徹底した結果、普通の(季節性)インフルエンザが減ったんじゃないかなーと思います。
国立感染症研究所には、もっと細かい生データがありました。前年同期で比べると、差が一目瞭然。
2020年 第05週(1/27~2/2)
2019年 第05週(1/28~2/3)
色分けの意味
面白いので、過去にさかのぼってみます。
2012-2016
2010-2012
2007-2011
2007/8年も少ない。何かあったかなーと探すと、それ以前から鳥で流行っていた鳥インフルエンザの、ヒトへの感染が話題になった年のようです。
”2007年11月から12月には、江蘇省南京市の父子が感染し、子が死亡した。父は子から感染したものであり、中国で初のヒトからヒトへの感染事例である。”
wikipedia:鳥インフルエンザ
しかし、翌年2008/9シーズンには増えちゃってます。
2010/11年も少し減ってます。この年は、豚インフルエンザのヒト感染が「新型インフルエンザ」として話題になった年のようです。
しかし、翌年2011/12シーズンには(ry
喉元過ぎれば熱さを忘れる。
このまま対策意識があれば、今シーズンは大丈夫でしょうが、毎シーズン、普通に風邪・インフルエンザ対策することが大事なんではないでしょうか。
重ねるとこうなります。
厚生労働省のページは小難しいわ! という感想があったので、簡単なやつ。
「マメにマスク」「マメに手洗い」という意味で、豆がイメージキャラクターだそうな。
ちなみにコレ、2013年頃からのやつ。そういえば病院の待合室の壁とかに貼っていたような気がしないでもない。
あと、内閣ウンタラや地方自治体サイトでも、イラストやら入れて、各自厚生労働省と同様な内容を広報してるようです。
首相官邸:感染症対策特集~様々な感染症から身を守りましょう~
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/
現在注意が必要な感染症:新型コロナウィルス
例年流行している感染症:インフルエンザ(季節性)
とありますが、書いてる対策同じです。
新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~
"2.一人ひとりができる新型コロナウイルス感染症対策は?
■新型コロナウイルスに感染しないようにするために
過剰に心配することなく、「手洗い」や「マスクの着用」を含む「咳エチケット」などの通常の感染症対策が重要です"
※注意:専門家じゃないので、「理由」はアホな推測してる可能性があります。例えばインフルエンザワクチンがたまたまドンピシャだったとか
出典:インフルエンザに関する報道発表資料 2019/2020シーズン 厚生労働省
2020年2月7日 インフルエンザの発生状況について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00004.html
出典の出典:国立感染症研究所感染症情報センター インフルエンザ流行レベルマップ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html
国立感染症研究所 インフルエンザ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/a/flu.html