付-0-2. 0章『召喚』までの人物紹介
本ページでは、0章『召喚』にて初登場した主要人物の紹介文を纏めました。
●数原計介
17歳 男
首都圏の高校に通う、平凡な高3生。
中肉中背、黒髪黒目のどこにでもいるような男の子。
好きな物はゲームやラノベ、嫌いな物は勉強。
国語や社会といった文系科目は壊滅しており、特に嫌いな科目の数学は『壊滅』の単語でも表せないレベル。
更に『極度の面倒くさがり』な性格が、現在進行形で勉強嫌いに拍車を掛けてしまっている。
そんな小学算数の知識すら微妙な計介が、如何にして日常生活を過ごしているのかは謎。
ちなみに、一番好きなゲームは『某一狩り行くゲーム』。
得意な武器は大剣です。
●神谷勇太
17歳 男
計介の同級生で、クラス委員。背が高く、黒髪をビシッと決めた銀縁眼鏡の優等生。
決断力があってリーダーにはもってこいの人間だが、クソ頑固なのが欠点。
可合と強羅とは幼馴染で、幼稚園から高校までずーっと一緒。
彼の最近の個人的トレンドは『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』。
分からない事を聞く際には、肘をピンと伸ばして垂直に上げる事・話を遮らないタイミングの二点に気を配ってるんだとか。
●可合美優
17歳 女
計介の同級生で、神谷と強羅の幼馴染。背は低く、ちょっと紺色の入った長髪を肩ほどまで伸ばしている。
お淑やかで色白、そして成績優秀という才色兼備を手にした女の子。
彼女の性格は優しい。優し過ぎて、優しさが滲み出ちゃっている。
誰に対しても優しく接するので、学年中の男子の心を鷲掴みにしている。
……のだが、その勢いでもしも可合に告白しようものなら、きっとその男の子は高校から居場所を失うだろう。
尚、高校内がそんな状態になっている事を、彼女は勿論知らない。
●強羅拳児
17歳 男
計介の同級生で、神谷と可合の幼馴染。髪型は黒茶色の短髪。ムキムキで背も高い男の子。
近くに強羅が存在するだけで、周囲の人々はこころなしか狭苦しさを感じることが可能となる。
空手だの柔道だの拳法だのという武道を心得ており、通学中や授業中に襲撃を受けても彼なら多分大丈夫。
……彼自身でもその実力には多少自信があるようで、『通学路で不審者を取り押さえたお手柄高校生』で有名になる事に憧れていたりいなかったり。
その代わり、頭は残念。いつも神谷と可合から勉強を教わっている。
ちなみに計介はアキから勉強を教わっている。
●火村彩夏
17歳 女
計介の同級生。高身長で切れ長の目をした、クールな印象の女の子。ちょっぴり赤めに染めた黒い髪をポニーテールに纏めている。
大親友の草津とはいっつも一緒。
彼女のお姉さんはコスプレイヤーであり、その所為もあってか彼女も様々な衣装を着ている所をしばしば目撃されている。
……のだが、その度に彼女は『こっ、これはお姉ちゃんの衣装を借りただけなのッ!』と聞いても無いのに言い訳してくれる。
別にいけない事でもないのに。
そんな彼女の趣味は、足繁くテーマパークに通う事。ハロウィンの時期になるとその頻度が急上昇する。
●草津佳成
18歳 女
計介の同級生。背が低く童顔で、ホンワカした印象の女の子。
かなりのノンビリ屋さんな性格もあり、初見の相手に中学生扱いされるのはザラ。私服だと小学生に見られることもまあまあ有る。
そんな彼女の悩みは、横断歩道に立ってくれている交通安全のおじさんに『おっ、おはよう! 中学校には慣れたかい?』と聞かれる事。
彼女の見た目と雰囲気が、おじいさんに彼女を中1だと錯覚させている。
高3になった今年の春ももれなく言われたようで、彼女曰く『やった~、これで6年連続中1だね~』と喜んでいた。
……悩んでいるハズなのに喜んでいるという、贅沢なお悩みの持ち主だ。
●秋内品行
17歳 男
計介の同級生で、小学校以来ずっと一緒の大親友。中肉中背で、薄めの茶色の髪と瞳を持った男の子。
大親友の割には真逆な点が多く、性格は真面目。成績も彼曰く『上の中』。一番の得意教科は数学。
……その割には、お互いに『アキ』と『計介』で呼び合う間柄。どうしてこんな真逆な2人が上手く噛み合っているのかは彼ら自身でも原因解明中。
計介の勉強がギリギリのゾーンを保てているのは彼のお陰。計介が宿題をなんとか終わらせられているのも彼のお陰。ついでに言えば、計介が高校に入れたのも彼のお陰。
彼が居なければ、今の計介は一体どうなっていたんだろう……?
進路は地元の大学の商学部で、受験に数Ⅲは要らない。
……なのだが、それなりに数Ⅲの知識は弁えている。やっぱり、無意識に親友の危機を感じているのかもしれない。
●光の精霊
とある日の夜、計介の夢の中に現れた精霊様。
腰まで届く白銀色の髪に白い布を纏い、少し長身でスラっとしたスタイルの女性。
誰なんだろう……。
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