僕の契約した使い魔は・・・・・・
やっと、凶夜の使い魔が召喚されます
「それでは、次に図鑑の方を見てください。この図鑑に載っているのが今の所発見されている
使い魔たちですが、未知の使い魔もまだまだいるので午後の授業では素晴らしい使い魔と出会える事を
先生は、楽しみにしています。ちなみに先生の使い魔はシルバーウルフです。えっと図鑑の何ページに乗っていましたっけ」「六百四十八ページです。シルバーウルフは名前のまんまで銀色の毛をしたオオカミの
使い魔ですね、特徴は鋭い爪と、足の速さです。体長は、子供で一メートル五十ぐらい大人になると
三メートル弱ぐらいまであり、契約する使い魔の中でもトップクラスの知能を誇ります。
シルバーウルフと一番最初に契約したのは、スペインにいた、モルガン・バーンさんで今から三十年ほど
前になります。この時は、世界を騒がせるニュースとして世界を騒がせたとあります。以上がシルバーウルフの説明です」僕が説明を終えると蓮姉ちゃんは自慢げな顔をしていた。
「ここまで、完璧に覚えてるなんて、ビックリです。先生はこの図鑑を暗記するまでに何年かかったことか、はぁー自分が馬鹿に思えてきました」
「何言ってるんですか先生、たった十六歳で飛び級で大学を卒業して魔導士である先生が馬鹿だなんて」
まずい、このままだと椎名先生まで辞めてしまうかもしれない。
「説明するまでもないですけど、月夜君が言った道理です」
「えーそれでは、次は召喚魔法を使う時に使う魔法陣を黒板に書くので映してください」
先生はチョークを持って魔法陣をかき始めた。
教室には、先生が持つチョークのキュキュッって音と、先輩たちがノートに書き写す鉛筆の音が響いてる。
「あっ、先生、そこ間違ってますよ」先生が魔法陣少し、間違ったところがあった為僕は先生に言う。
「あっ、ほんとですね、ありがとうございます」と言ってくれた。
「あの、まさかとは思いますけど、魔法陣まで覚えてるんですか」
「はい、何か問題でもありましたか」「いや、もう何もツッコまないようにします」
「あはははは、なんかものすごく申し訳ないです」と僕が言うと
「ハハハハハハハ」と先輩たちの笑い声が響いた。
先生が魔法陣をかき終えると、チャイムが鳴った。
「これで、今日の授業を終わります。魔法陣はノートにしかっり映しておいてください」
先生はそう言うと、教室を出た。
「はぁ、先生見習いって疲れるな」
「お疲れ、凶夜君ナイス先生っぷりだったよ」
「なんですか、ナイス先生っぷりって」僕に話しかけてきたのはルイ先輩だった。
「すごいね、よく全部暗記出来たね」と言われた、まあ普通の人の反応だよな。
「ま、まあ、昔から暗記などは得意でしたから、地理や歴史なんかは余裕でしたよ」
「良いな、私もそんなチートスキルがあればいいのに」
「ははは、それではルイ先輩僕もう次の授業があるので」
僕は急いで教室の戻った。
次の授業は大嫌いな数学だ、数学は暗記が聞かないから嫌いだ
教室に着くと、「お疲れ、月夜先生見習いさん」と井上さんがからかってきた。
「はは、疲れたよ、数学さぼろうかな」
「さぼっちゃえ、そして、赤点とれ」
「ひどっ」キーンコーンカーンコーン授業の始まりのチャイムが鳴った。
『さぁ、授業を受けよう」
キーンコーンカーンコーン四時限目のチャイムが鳴り僕は弁当箱を取り出し蓮姉ちゃんが来るのを待った。
「お~、月夜先生見習い、どうだった授業は」工藤先生が聞いてきた。
「どうって、言われても、結構うまくいったと思いますけど」
「そうか、なら良かった。あいつは少しおっちょこちょいだからな」
『ものすごい分かる』「工藤先生と椎名先生ってどういう関係なんですか」
僕はずっと、気になっていた事を聞いてみた。
「どういう関係って言うと、あいつと私は従妹だな」
「へえーそうなんですか」僕は頷いた、今思い出すと目元がほんの少しだけ工藤先生と似ていたからだ
ガラガラ「凶夜、弁当食べましょ」と言って僕の手を引き中庭まで連れて行った。
中庭に着くと彩華先輩と、ルイ先輩に菊池先輩がいた。
「こんにちは、って言っても、さっき、あったしなすごかったなさっきの授業」と
僕の事を褒めてくれたのは菊池先輩だった。
「別に、あれぐらいだったら、昔から鬼に鍛えられてますし」というと
「そうよ、私の自慢の弟なんだから当然だわ」と言って蓮姉ちゃんは僕に抱き着いてきた。
「ちょっと、それより、弁当早く食べよ」と言って蓮姉ちゃんを引きはがして弁当を開けた。
今日は、いつものだし巻き卵にひじきの煮物にポテトサラダに、生姜焼きだ最後の二つは昨日の残りだ
ご飯には、酒のふりかけでハートマークがあった。
「それって、ハートだよね、凶夜君の弁当って、蓮ちゃんが作ってるのよね」
「ルイ、あんまり気にしない方が良いよ」と言ったのは彩華先輩だった
「「「「「いただきます」」」」」
「そう言えば、午後の授業って一年生はどうするの」と蓮姉ちゃんに聞かれた。
「見学だって、僕は二年生に参加して一緒に召喚魔法を使って使い魔と契約するみたいだけど」
「すごいね、凶夜君は何でも出来て、俺とは全然違うよ」菊池先輩は落ち込みながらそういう。
「そんなことないですよ、蓮姉ちゃんにはまだまだだし、数学も苦手だし」
「凶夜君って、数学苦手なんだ、それじゃあ私が今度教えてあげる」と食いついてきたのはルイ先輩だった
「ありがとうございます」というと、背中にヤバい物を感じた。
「ルイ、凶夜には私がついてるから、大丈夫よ」とハイライトの消えた目でルイ先輩を睨む。
「う、うんそうだね、蓮ちゃんがいれば大丈夫だよね」その言葉を聞くと目にハイライトが戻った。
「凶夜君、はそういえば好きな人とかっているの」と爆弾発言を落としたのは彩華先輩だった。
「えっと、いるにはいますけ「だれだれ、お姉ちゃんに教えて」ど、そんなの決まってるじゃん
蓮姉ちゃんの事だよ。」というと蓮姉ちゃんはいきなり抱き着いてきた。
僕は、アイコンタクトで、先輩に助けを求める。
「はい、はい、凶夜君が困ってるから、そこまでにしてあげなよ」
『ありがとうございます、彩華様』
「ピーンポーンパーポン、一年一組月夜凶夜君、今すぐ職員室まで来てください」
「あっ、じゃあ蓮姉ちゃん僕呼ばれたから行ってくるね」
「うん、分かった」こういう時は一回で聞いてくれるからありがたい。
僕は、残っている弁当を食べてお茶を飲み職員室に向かった。
「失礼します、一年一組月夜凶夜です」というと
「月夜君、こっちに来てください。渡す物があるので」と椎名先生はそう言って段ボールがある場所に呼ばれた。
「なんですか、渡す物って」僕は段ボールのあるところに行った。
椎名先生は、段ボールを開けて中にあった物を取り出した。
「これです」「なんですかこれ?」椎名先生が広げたのはこの学校の魔法学の実技を受けるときの服だ。
「これって・・・」「そうです、君専用のマジックスーツだよ、これで君は教師と同じになったよ」
「教師と同じってどういう意味ですか」意味が分からなかった僕は聞いてみた。
「このスーツは色がどの学年とも違うでしょ、この色は教師と同じレベルを表します。
だから、これを着ている時は君は教師と同じ扱いになります。分かりましたか」
「は、はぁ~なんとなく分かりました」
「じゃあ、これだけだからもう戻って良いよ」
「分かりました。じゃあまた後で先生」と言って僕は教室に戻った。
教室に戻るとみんなはもう移動していた。
「まずい、僕も急いで着替えて移動しないと」僕は急いで更衣室に行って渡されたマジックスーツを着て
練習場に向かった。
みんなは、もう並んで座っていた。
「あれ、凶夜君なんかスーツの色変わってない」と聞いてきたのは井上さんだ
「うん、色々あってこんな色になったんだ」
「へえ、そうなんだ、かっこいいね黄色いライン」
「ありがとう、じゃあ僕は行かないといけないから」
と言って、僕は椎名先生のいる所に行った。
渡された、マジックスーツの色は赤いラインだったところが黄色になっていてその外は特に変わっていない。
「椎名先生、僕はどんな事をすれば良いですか」
「うーん、今は特に手伝ってほしい事はないので大丈夫です」
僕のすることはなかったのでストレッチなどをして授業の準備をしていた。
ストレッチの途中に二年生が入ってきた。
「皆さん、ここに一列で並んでください」先生の指示を聞いて先輩たちは並んでいた。
「それでは、皆さんこれから召喚魔法を使って使い魔と契約しますので気を付けて行ってください」
「「「「はーい」」」」
「今から、一人ずつ召喚魔法を発動してください。その後は契約の儀を行って契約してください。
それじゃあ、最初は足立さんお願いします」
「はい」と言って、前に出て魔法陣をかき始めた。二分後に魔法陣をかき終わり呪文を唱えた。
「主に仕えし、使い魔よ、汝我が力に答えよ」と足立先輩が唱えると魔法陣が光りだした。
少しずつ光が小さくなると今度はいきなり煙が現れ中から使い魔が出てきた。
「僕を呼んだのは誰」と言ったのは煙の中から現れたのは、蝙蝠のような使い魔だった。
「私が読んだの、私は足立砂月、あなたの名前は」
「僕の名前は、デビルバットの、ルットだよ。よろしくね砂月、僕との契約をするには
少しだけ、砂月の血を飲ませて欲しい、それで契約完了だよ」
「分かった、良いよ私の血を飲んでも、だから契約しよ」といった足立先輩はルットの方へ歩いて行った。
「ありがとう、じゃあいただきます」と言って足立先輩の指に噛みついた。
カプ、と指に噛みつくとルットはチューチュと吸っていた。
「パッ、美味しかった、砂月これで契約は完了だよ。これからよろしくね」
「うん、よろしくねルット」「皆さん、足立さんに拍手しましょう。次は菊池君がやってください」
「はーい」と言って菊池先輩は前に出て一分足らずで魔法陣をかき呪文を唱えた。
「主に仕えし、使い魔よ、汝我が力に答えよ」足立先輩と全く一緒の現象が起きて中から出てきたのは
小さい竜だった。
「貴様か、我を召喚したのは、それじゃ契約するぞ、契約方法は我の口に手を入れて魔力を流し込む
これが契約方法だ」「ああ、分かった俺の名前は菊池浩太だよろしくな、じゃ入れるぞ」
菊池先輩は竜の口に入れると魔力を流し込んだ。
「よし、もういいぞ、浩太と我は契約成立だ。我の名前は力竜の子供のレーラだよろしくな」
「よっしゃ、契約完了よろしくなレーラ」
パチパチ、「次は長瀬さんがやってください」
今度はルイ先輩だ、同じ要領で呪文を唱えると少し大きい使い魔が現れた
「私を呼んだのは、君?」「うんそうだよ。私は長瀬涙子だ、ルイって呼んで」
「そうか、私は人魚のレライ、だよ、私の契約方法は、私の歌を聞いて正気を保ったままだったら成功だよ
、それじゃあ行くね・・・ラーララ、ラー・・・」
「何とか、耐えたわよ、レライ、これで契約完了だよね」
「うん、これからよろしくねルイちゃん」
レライさんのとルイ先輩契約が終わり次は蓮姉ちゃんだ。
魔法陣をかき終え呪文を唱える。蓮姉ちゃん
「主に仕えし、使い魔よ、汝我が力に答えよ」すると今までとは比べ物にならない光が現れて
三人の人の様な使い魔が現れた。
「私達、神を召喚したのはあなた」と綺麗な声が響いた。
「うんそうだけど、あなた達は誰」
「私は、オーディン」「私は、ロキだよ」「私はトール、私たちは神だよ」
「うん、そうあなた達が神級の使い魔ね、よろしく三人とも私は月夜蓮子、それでどうやったら契約
出来るの」「私達三人に魔力を流して契約完了だ」
「うん、分かった、それじゃあ流すわよ、はっ」
「なんだ、この魔力は、もういい、契約完了だ、これからよろしく」
「うん、よろしく。先生契約完了しました。神級の三人と契約しました」
「え、ええそうですね」「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」」」
「流石蓮姉ちゃん、神級と契約するなんて」
「ははは、もっと褒めても良いんだぞ」「すごい、さすが蓮姉様だカッコいいです」
なんとなく予想していたけど、本当になってしまった。
この先は急いで書きますので、楽しみにしていてください。
それと、ブックマークが三件されていました。ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。