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現代日本の魔法事情  作者: ナカタカナ
波乱の新入生
5/26

この先生大丈夫なのかな

今回は凶夜の以外な特技が見れます。

 「凶夜君、ちゃんと的は元に戻しとかないと怒られるよ」

「そうですね、黒の霧ブラックミスト」イメージする、最初の的だった状態を・・・

「もういいかな」僕が霧を消すと、まだ砂鉄のままの的があった。

「三・二・一・零」僕がまた零と言うと的野状態に戻った。


 「はぁ、元に戻って良かった」成功してよかった。

「もとに戻らなかったらどうするつもりだったの」とまた呆れた顔を浮かべる彩華先輩

「その時はその時ですよ、はははははは」笑うことしか出来なかった。


「おーい、月夜弟時間だから早く行け」と工藤先生の声が聞こえてきたので職員室に向かった。

「すみません、彩華先輩僕ちょっと先生に呼ばれてるので行ってきます」

「そう言うことなら仕方ないな、分かったまた今度ペアになろう」と言ってくれた。


 僕は急ぎ足で職員室に向かった。

ガラガラ「失礼します。一年一組月夜凶夜です。工藤先生に言われて、新しい先生の手伝いに来ました」

「ああ、月夜君こっちこっち」と手招きして僕を呼ぶのは確か・・・沼井先生だったと思う。

僕は沼井先生の方へ行くと。「少し座っていて」と言って学園長先生に部屋に入った。


待つ事五分、学園長先生の部屋から沼井先生が出てきた。

「出てきてください、椎名先生」「はい」と少女の様な声が聞こえた。

ガチャ「初めまして、私 椎名リリカと言います。よろしくお願いします」

部屋から出てきて挨拶したのは僕と変わらない少女と言ってもおかしくない人だった。

「こちらこそ、初めまして、僕は月夜凶夜って言います。この度は椎名先生の手伝いをします。

失礼ですが、今おいくつなんですか」

「えっと、今は十六です。六月で十七になります」

「へぇ~お若いんですね・・・って蓮姉ちゃんと変わらないじゃんか、沼井先生どういうことですか」

「それは私が説明します。私は飛び級で大学まで卒業して教師免許と魔導士の資格を持ってます」

この人ものすごい人だった。魔導士に最年少でなった人の名前が確か椎名さんだったと思う。

この人がその椎名さんなのかな


「そうなんですか、明日から授業の手伝いをしますので何かいる物があったら言ってください」

「はい、ありがとうございます。ところで君は何年生なの」と聞かれた。

「一年生です。クラスは一組で魔法学の実技は同じ時間です」

「そうなんだ、すみません授業を手伝うなんてことしてもらって、もし分からない所があったら教えてあげるので言ってくださいね」「はい、ありがとうございます」


キーンコーンカーンコーン「すみませんこの後ホームルームがあるので僕もう行きます」

僕はそういうと教室に戻った。


教室に戻るとみんなから新しい先生はどんな人か聞かれた。

「とても優しい人だったよ」「おい、月夜新しい先生って女の人か」って男子の全員から聞かれた。

「・・・ナイショ」と言って全部無視した。

ガラガラ「おーい、席に着けホームルームを始めるぞ」工藤先生が入ってきた。


「連絡は特にないな、えっとそうだ月夜ホームルームが終わったら職員室に行けよ」

「はーい」けだるそうに返事してホームルームは終わった。


『はあ、職員室って滅茶苦茶遠いから行くの怠いな』

ガラガラ「失礼します、一年一組月夜凶夜です」

「入ってきてください」と椎名先生の声がした。


「椎名先生、何か用ですか」「ちょっと、明日の授業の説明をしようかと思いまして」

「そうなんですか、明日の魔法学の座学は何時間目にあるんですか」

「明日は、二時間目にあって、召喚魔法の説明をして、午後の実技は使い魔と契約しようかと思ってます」

椎名先生は、ちょこちょこメモ帳を見て僕に説明してくれた。


 「そうなんですか、実は僕召喚魔法の事は詳しく知らないんで明日までに調べてきます」

「あっ、それだったらこの使い魔図鑑と召喚魔法の極意を読んでおいてください」

先生は机の引き出しからそういうと二冊の本を出した。分厚い方が使い魔図鑑、少し薄い方は召喚魔法の極意と書かれている。


 「ありがとうございます。明日までに暗記してくるので、先生も頑張ってください」

「月夜君、また明日」僕が職員室のドアを開けて帰ろうとすると椎名先生は手を振ってくれた。

「はい、さようなら」と言って急いで帰った。


家の帰りに商店街によって今日の晩御飯の食材を買った。

「あれ、凶夜君今日は新鮮な玉ねぎとジャガイモが入ったからおまけするよ」

「ありがとうございます。玉ねぎ三つと、ジャガイモ四つ、ニンジンを三本下さい」

「はいよ」、八百屋のおばちゃんはそういうと店の中に入っていた。


 「凶夜君、リンゴをサービスしておいたからお姉ちゃんと一緒に食べてね」

「ありがとうございます。いくらですか」「四百三十円だよ」

そう言われて、僕は鞄の中から財布を取り出して五百円を渡した。

「七十円のお返しだよ」おばちゃんはそう言ってお釣りを渡してくれた。

「ありがとう」と言って僕は八百屋から出た。


僕は商店街を歩きながら肉と魚どっちにしようかなと考えていた。

「あれ、凶夜君、今日は豚肉が安いからかって言ったらどうだ」と言って僕を店の中に引っ張る。

「じゃ、じゃあ、豚肉五百グラムください」「はいよ、六百八十円だ」

僕は六百八十円ちょうどをわたしてぼくはいえに帰った。


 「たでーま」と言って僕は野菜と豚肉をリビングのテーブルに置いて風呂に向かった。

「お帰り、凶夜」僕がリビングから出ると蓮姉ちゃんが居た。

「ただいま」と返事すると、蓮姉ちゃんは僕の方に来て顔を服にこすりつけた。

「な、何してるの」「凶君知らない女の人の臭いがするけど、どういう事」

顔を上げた蓮姉ちゃんの目にはハイライトが消えていた。


 「そ、それは今日来た新しい先生と会ったからだよ」

「ほんとに」「うん」「なら良かった」といつもの蓮姉ちゃんに戻った。

「僕風呂に入るね」と言って僕は脱衣所に向かった。

脱衣所に入ると僕は鍵を閉めた。


 服を脱いで体を洗った。その後、僕はゆっくり湯船に浸かっていた。

その時ガチャガチャとドアを開けようとしている音がしたが気にしない

その後十分ほど使って風呂を上がった。


服を着て僕は、夕飯の準備をした。

今日のメニューは生姜焼きにポテトサラダに味噌汁だ。

「蓮姉ちゃん夕飯出来たよ」「はーい」と言って蓮姉ちゃんはテーブルに座った。

「「いただきます」」

僕は生姜焼きを最初に食べた。

「凶夜、新しい先生ってどんな人だった」

「まだ、内緒にしておいてッて言われた。から明日まで、楽しみにしておいて」

「凶夜のケチ」上目使いでそう言ってくる。


『ダメ、ダメ、僕は負けない絶対に』。僕はその時自分と戦っていた。

「「ごちそうさま」」僕はすぐに洗い物を済ませて部屋に行った。


 今日は課題がないので、椎名先生に渡された図鑑と召喚魔法の極意を暗記していた。

「召喚魔法の極意は、なんとなく分かったかな、使い魔は相棒的な存在でありどんな下級使い魔でも

最後まで一緒に生活したりするという事か、なんかすごいな」

次に僕は使い魔辞典を暗記していた。


 使い魔には下級、中級、上級、最上級、とあり、最上級の上には大罪級、災厄級、神級が同レベルで

並んでいる。下級の使い魔は、スライムなどのモンスターがいる。

中級の使い魔はオークなどのモンスターなどがいる。

上級は妖精などの属性を持つモンスターなどがいる。

最上級はドラゴンなどの強力なモンスターがいる。最上級から上の使い魔は人の姿になることが出来る。

そして、大罪級はたった七体しかいない、傲慢、憤怒、嫉妬、強欲、色欲、怠惰、暴食の七体しかいない。

神級と災厄級は未だに分かっていない。今発見されているのは神級では国際魔導士連盟のトップをしている

大沢信二さんのアマテラスオオカミが代表的だ。

災厄級はものすごい昔にアジ・ダ・ハーカが目撃されているようだ。

「結構、いるんだな、どうせ蓮姉ちゃんは神級とかと契約しそうだな」

『やべっ、これフラグたったかも、大丈夫だよねハハハ』

「それと、契約できる使い魔の数は人によって変わると、蓮姉ちゃんだったら十体ぐらいと契約出来そうだな。、僕にも、すごい使い魔と契約出来たら良いのに」

僕は、暗記を終えて、疲れたから寝ることにした。


 「凶夜、起きなさい、朝だよ」いつもの蓮姉ちゃんの声がした。僕はゆっくり目を開ける。

「おはよう、蓮姉ちゃん」「おはよう、朝ご飯出来たから早く顔洗って来なさい」

僕は、すぐに顔を洗ってリビングに向かった。


 リビングには、美味しそうな日覆が漂っていた。

「「いただきます」」今日の朝は、サラダに、トースト、ヨーグルト、ミルクの洋食だった。

「新しい、先生の授業ってどんなのかな」「楽しみにしていたら。手伝いの人もいるって聞いてるし」

僕は、適当に返事した。


「「ごちそうさま」」と言っていつも通りに家を出て、登校した。

学校について僕は教室に行き、授業の準備をしてもう一度召喚魔法の極意を呼んでいた。


キーンコーンカーンコーン「ホームルーム始めるぞ」

工藤先生が入ってきた。


 「よーし、全員席に着いたな、今日の連絡は午後の実技は二年生が召喚魔法を使って使い魔と契約

するから、見学なそれと、月夜 二時間目に椎名先生の手伝いに行けよ」


「はーい」と言ってホームルームは終わった。

一時限目は古典の勉強だ。数学よりはまだましな授業だから嬉しい。

キーンコーンカーンコーン「今から古典の授業を始める」


キーンコーンカーンコーン古典の授業が終わると僕は急いで職員室に向かった。

「失礼します、一年一組月夜です。椎名先生いますか」

「あっ、月夜君良い所に来てくれました。少し二年生の教室まで運ぶのを手伝ってください」

先生は、ものすごく重そうな段ボール箱を二つ指差した。

「は、はい、筋力増強グレードアップ」を発動して椎名先生と一緒に二年一組の教室の向かった。


教室の前まで来るとチャイムが鳴った。

椎名先生はドアを開けた。

「皆さん、席に着いてください、私が今日から皆さんの担任になった椎名リリカです。これから一年よろしくね、それと、手伝いで来てくれてる先生見習いもいるので入ってきて」と言われ僕は教室に入った。

「先生見習いでここに来ましたもう皆さん知ってると思いますけど月夜凶夜です。よろしくお願いします」

挨拶をして段ボールを下に置き周りを見渡すと、先輩たちは全員口を開けていた。


「手伝いの先生見習いって凶夜だったの、何で話してくれなかったの」蓮姉ちゃんはビックリしながらも

いつも通りにしているが僕には分かる、ものすごく嬉しそうだ。

「そ、それは・・・先輩たちをビックリさせたかっただもん」

「「「・・・・・・」」」『あれ、まずいすべったかも』

「じょ、冗談はここまでにして工藤先生に色々あっていつの間にか先生見習いになってました」

僕はここは先輩たちの前なので敬語を使っていた。


「そうなんだ、よろしくね月夜先生」と茶化してきたのはルイ先輩だった。

「よろしくな、月夜先生」ルイ先輩に続いて菊池先輩がそう言ってくれた。

「「「よろしく、月夜先生」」」『良かった、先輩達から生意気だって思われなくて』

一安心した僕だった。「それでは月夜君段ボールに入ってる召喚魔法の極意と使い魔辞典を

配ってください」


 僕は言われた通りに配った。

「それでは皆さん、まずは召喚魔法の極意を見てください、月夜君一ページ目から、三ページ目まで

音読してください、これ、月夜君の分です」

「大丈夫です。覚えてるので、では読みます」


 「召喚魔法とは、マスターとなる者と使い魔となるモンスターなどと契約するために使う

魔法の事である。使い魔を従える数は人によって異なり最低でも一体は従える事が出来る。

召喚魔法には自分の適正魔法を使うのではなく魔法陣を使って使い魔を呼び出す。

呼び出された使い魔と、契約の儀式を行って契約します。これが召喚魔法だ。


召喚魔法の極意は、どんな使い魔と契約しても最後まで一緒に生活することである。

もし、契約した使い魔を見捨てたりするなどは論外である。

どんな状況でも、助け合い、支えあうことで使い魔とのきずなを深めることが大事だ、更に絆が強ければ強い程、使い魔の能力は上がる。つまり、使い魔と一緒に成長し、使い魔と共に人生を過ごせ!

以上が召喚魔法の極意です。先生読み終わりましたけど」


「・・・・・・」「どうかしましたか、どこか間違ってましたか」

先生は、化け物を見たような表情うになっていた。

「間違いがないから、驚いてるんです」と言われた。

よく見ると、蓮姉ちゃん以外の先輩は全員信じられないって顔をしている。

「いや、昨日言いましたよね暗記してきますって」

「言葉の綾かと、思ったもので」どうやら昨日僕が行った事は嘘だと思われていたようだ。

「椎名先生・・・男に二言は無いんです」とカッコよく決めてみた。

「そうなんですか」と呆れている。


 この後、二年一組の女子生徒が僕のファンクラブに入ったのを僕は知らない。

次は、月夜姉弟がすごい使い魔と契約します。

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