全てがクズだ
この作品は自分がもしこんな世界だったらいいなと言う思いで書いてみました。
誰もが一度は考えるであろう、魔法を現代の日本に取り込んだ話で出来るだけシリアスなのは入れないようにしたいと思います。
主人公が無双したりするので楽しみにしておいてください。
魔法、いつからか分からないがこの世界にある力の事だ。
魔法には、火・水・風・土・雷・光・闇・無の八つの属性がある。
火→風→土→雷→水と言う風に相性がある。しかし光と闇と無の三つには相性がない、その為この三つは
レアな属性なのだ。
この世界では、魔法の強さによって成績などが決まる。
つまり簡単に言うと、魔法の強い者が上に立つと言う事だ。
この物語は主人公とその姉が魔法を使って学園で大暴れする物語である。(この物語の舞台は日本です)
「凶夜、早く起きなさい今日から新しい学校でしょ」
「もうちょっとだけ寝させてください」と言って毛布を被る。
「早く起きないと、私も一緒に添い寝するわよ」
「今すぐ顔を洗って来ます」僕はそう言い洗面所に行く。
僕の名前は月夜凶夜十五歳今日から聖ルビア魔法学園に通う新入生だ。
顔を洗い終わると僕はリビングに行って朝食を食べる。
そして今目の前にいるのが月夜蓮子僕の姉だ。
「凶夜、今日から私と一緒の学校だね」と、言いながらとても嬉しそうな表情を浮かべる蓮姉ちゃん
蓮姉ちゃんは聖ルビア学園の二年生で成績も学年一位の超が付くほどのすごい姉なのだ、
そんな姉を僕は心から尊敬する。
「そだね、友達出来るかな?中学の時なんか友達出来るのに、入学してから二ヵ月も、
かかったからさ、心配だな」
「大丈夫だよ、もし友達が出来なくても私が一緒に居てあげるから」
「ありがと、それより早く食べないと遅れちゃうよ」
「楽しみだな、凶夜と一緒の学校に行けるなんて幸せだな」
ここで説明しておこう、僕の姉蓮ねえちゃんは・・・ブラコンだ
それと蓮姉ちゃんは、滅茶苦茶美人だ、腰まで届く黒髪と少しおっとりとした黒い瞳
凸凹もちゃんとしたスタイル抜群、勉強も運動も魔法も全てにおいて学年一位を誇る
超姉ちゃんなのだ、家族の僕から見ても恐ろしい人物だ、
適正魔法属性も火・雷・風・光・無の六つが使える。
適正魔法属性とは、自分が使える魔法属性の事だ、適性がないとその属性は使えない。
ちなみに、僕の適正魔法属性は今は内緒にしておこう。
「「ごちそうさま」」朝食を食べ終わると僕と蓮姉ちゃんは家を出た。
家から学校まで、徒歩十五分くらいの場所にある。
「凶夜、今日は多分早く終わると思うから一緒に帰ろうよ」
「良いよ、じゃあ校門の前で待ってるから」とこんな感じで仲良く話しながら
歩いていると、あっという間に学園に着いた。
「それじゃあ、私ここまでだから、頑張ってね、それと・・・気を付けてね」
「うん、ありがとう蓮姉ちゃん、また後で」僕はそう言いながら体育館に向かった。
体育館の入り口では先生らしい人が受付をしていた。
「はい、次の人名前を言ってください」
「は、はい、月夜凶夜です」と僕の名前を聞くと少し驚いたようだった。
「あなたが、月夜君ですか、えっあなたのクラスは、一年一組です」
「ありがとうございます」と言って体育館の中のパイプ椅子に座った。
僕が座って少ししてから入学式が始まった。
「それでは新入生の皆さん学園長先生の言葉です」と視界の子が言うときれいな人が出てきた。
「諸君、私がこの学園の学園長の枢木玲子だ、私から諸君に言うことは一つ、
死ぬ気で魔法に取り組め、以上だ」
『早っ』と心の中で誰もがそう思っているだろう。
「え、えっと、それでは入学式を終わります」こうして入学式は終わり教室に行った。
教室に着くと僕は、自分の席に着いた。まずは僕の横に座った子に挨拶をした。
「僕、月夜凶夜、これからよろしく」と軽く挨拶すると
「よろしく月夜君、私は龍野凛」ニコッと下表情でそう言われた。
「凶夜で良いよ龍野さん」「分かりました。じゃあ、私の事も下の名前で良いですよ」
その時、ガラッと教室のドアが開き先生が入ってきた。
「静かに、私がこのクラスの担任の工藤純だ、これから一年ビシビシ指導していくから覚悟しとけよ」先生は黒髪ポニーテールでジャージを着ている。
いかにも姉御と呼びたくなる雰囲気を纏っている。
「今から自己紹介をしてもらう。お前から順に前に出てやれ、まず自分の名前と趣味とか言って最後に
適正魔法属性を言って終わりだ。今日はそれが終わったら解散だから早く終わらせてくれ」
と言うと先生は椅子に座った。するとさっき先生に指を指された人が教団の所に立った。
「僕の名前は芥川烈です。趣味は相手の魔法の観察です。
適正は、火・土・雷です。よろしくお願いします。(ペコリ)」
「私は、飯田命です。趣味は写真を撮ることで、適性は火・水・風です」
「上沢恵、田舎者故これからよろしく趣味は特にない適正は火・土・雷・水の四つだ」
こんな感じで進んでいき次は凛さんだ
「龍野凛です。趣味は読書です。適正は火・風・土・雷・水です」と言った瞬間に「すげー」とか言う声が
聞こえる。普通の人は大体適正は三つだが凛さんは五つも適性がある。
蓮姉ちゃんは六つそう考えると蓮姉ちゃんはものすごい人だ、そして次は僕の番だ。
「僕は、月夜凶夜です。名前は気にしないでください。趣味はトレーニングと料理です。
適正は、火と・・・闇と光と無です。これからよろしくお願いしましゅ」
『噛んじゃった』とか思っていると教室は静寂に包まれた。その静寂を破ったのは先生だった。
「お前が蓮子の弟で特別か」と言われた。
特別と言うのは、僕の二つ名のような物で生まれた時からそう呼ばれていた。
その理由は簡単だ適正魔法属性の所為だった、闇、光、無の三つはただでさえ珍しいのだが
僕にはそれが全てある。その為僕はちょっとした有名人だ、蓮姉ちゃんも父さんと母さんも
有名人で、父さんは混沌の冥王と呼ばれている。
母さんは、未知の女神と呼ばれている。
蓮姉ちゃんは、光と無の奇跡と言う二つ名を持っている。僕はまだ正式な二つ名は
まだ、ない。だが貰えるとしたら出来るだけかっこいいのが欲しい。
そんな二人に僕は小さい頃から蓮姉ちゃんと一緒に馬鹿みたいに鍛えられた。
僕はものすごく強くなったと思う、でもまだ蓮姉ちゃんには勝てない。『流石蓮姉さま』
僕は自己紹介が終わり席に、戻った。
クラス全員の自己紹介が終わりホームルームをして解散になった。
するといきなり僕の周りに、クラスメートたちが集まってきた。
「君が特別だったんだ、すごいね、私と友達になってよ」と言って握手してきた。
「君は、確か井上さんだよね」「私の名前、憶えてくれてたんだ、ありがとう」
とまぁ、こんな感じでみんなに言われたので「僕、今日ちょっと、用事があるからまた明日」と言って
帰るを図った。
靴を履き替えると、僕は待ち合わせ場所の校門に向かった。
校門には、もう蓮姉ちゃんが居た。「ごめん、蓮姉ちゃん、色々あって遅れた」
「大丈夫だよ」と蓮姉ちゃんは言ってくれた。
「君が、蓮の弟?」と声が聞こえた方を見ると蓮姉ちゃんと同じくらい綺麗な人が立っていた。
「そうですけど、どちら様ですか」と聞き返した
「私は、蓮の親友の御剣彩華だよ」
「そうですか、いつも姉がお世話になっています」と言って頭を下げた。
「凶夜、ト・コ・ロ・デ友達はちゃんと出来た」と聞かれた。
「うん、クラスの半分くらいと友達になったと思うよ」そう言うと
「すごいじゃない、中学の時とは大違いじゃない」
そうだ、僕は中学の時入学して友達が出来るのに二ヵ月もかかった、ボッチ野郎だった。
「それじゃあ、帰ろうか」と蓮姉ちゃんが言ったので三人で帰った。
帰りながら、三人で色々話した。
「私の属性は、風と水と闇と光なんだ」この人もすごい人だった。
「す、すごいですね」としか返事できなかった。
「君だって、すごいじゃないかレアな三等属性を全て使えるのだから」
三等属性とは、闇・光・無の事だ、ちなみに火・風・土・雷・水は通常属性と言って、これは明日から
始まる授業で習う事だ、僕は物心ついた頃から父さんにしつこく言われていたから知っている。
「凶夜、それで先生は誰だったの?」
「工藤純先生だった」あの先生は結構いい先生だと思う。
「あの先生か、とてもいい先生だけどその、何ていうか、口が悪いんだよね」
「そうですね、御剣先輩は工藤先生の事詳しいですね」
「まあね、それで御剣先輩じゃなくて、彩華って呼んでくれる」
「じゃあ、彩華先輩で良いですか」「うん。それでいいよ」
色々話をしていたら家の前まで来ていた。
「彩華、また明日」と手を振る蓮姉ちゃん
「じゃあね、蓮それと凶夜君もまた明日」彩華先輩も手を振っている。
僕も手を振って家に入った。
僕は、すぐに部屋に行って服を着替えた。
今日は午前授業なので、昼ご飯を作った。
両親は今は仕事で海外に行っている。その為、朝と弁当は蓮姉ちゃん昼と夜は僕が作っている。
今日の昼ご飯は焼き飯にしようかと思っている。
「蓮姉ちゃん、今日の昼焼き飯で良い」リビングでくつろいでいる蓮姉ちゃんに聞いた。
「うん、それでいいよ」と一言返事をしてソファーでくつろいでいる。
蓮姉ちゃんにはモードがある。まず一つ目の外でのカッコいいお姉ちゃんモード
二つ目は、家での、姉ちゃんモード、最後に今の姉ちゃんの状態、だらだらモードだ
最後のだらだらモードは、二日に一回息抜きの為になっている。
「蓮姉ちゃん、ご飯出来たよ」と言って、皿を並べる。
皿を並べ終わると、僕と蓮姉ちゃんは椅子に座った。
「「いただきます」」と言って焼き飯を食べる。
「明日から、弁当だから弁当を忘れないようにね」と言われた。
中学の時は給食だった為、気を付けないといけない
「おいしい弁当、楽しみにしています」
「「ごちそうさま」」洗い物を流しに入れて僕はジャージに着替えた。
僕は日課であるトレーニングを始めた。
最初に五キロのランニング、次にストレッチ、次に筋トレをして今が、二時だ今からは魔法の練習をする
僕の両親は有名人名だけあって、この家は裕福だ、その為家の地下にちょっとした魔法の練習場がある。
まずは火属性の魔法の練習をした。
「火の玉」最初はの火の玉だ
野球ボールくらいの火の玉が、的に直撃する。
ドカーンと音を立てた後煙を発生させた。
次は、中級魔法の真紅の槍を使った。
赤黒い炎が槍の様な形状に変化して的に突き刺さるように直撃した。
ブスッと的に突き刺さる音がしそのまま真紅の炎が的を呑み込んだ。真紅の炎は少しずつ消えていく。
次は上級魔法の爆炎を使った。
上級魔法は大人の人でも使える人が少ないのだが、僕は昔から魔法の鬼に鍛えられているから
余裕で使える。
ものすごい爆発音と供に煙をまき散らした。
「火属性はこんなものかな、次は火と闇の融合魔法を使おうかな」
ほんとは、最上級魔法を使いたいのだが、それを使ってしまうと地下が壊れてしまうのでやめておく。
最上級魔法を使える人はほとんどいない、でも、もしかしたら先生の中には最上級魔法を使える人がいるかもしれない、少し楽しみだな、行事の中には対抗戦というのもあるらしいのでとても充実した学園生活を
送れそうだ、絶対学園で一位になってやる。
僕が。意識を集中させているとドアが開いた。
「頑張ってるわね、私も一緒に特訓するね」と言って蓮姉ちゃんが入ってきた。
「僕も今からとっておきの魔法を使うよ」僕は再び意識を集中させた。
頭で紅蓮の炎が闇に呑み込まれるイメージをして
「暗黒の炎」僕が呪文を詠唱すると黒というより、紫に近い炎が掌から飛び出した。そのまま炎は的を呑み込み僕が消すまで的を呑み込んでいた。
「流石、凶夜今日もきれいな魔法ね」と蓮姉ちゃんが褒めてくれた。
「私もカッコいい所見せないとね」と言って蓮姉ちゃんが意識を集中させていた。
「雷光」すると蓮姉ちゃんの掌から光の玉が現れ体中に電気を纏っている。
すると光の玉に電気が集まり、青白い稲妻が生まれ的に向かって一筋の光となって襲い掛かった。
ズドーンと雷が落ちた時の様な音が地下に響いた。
「はぁーすっきりしたぁ~」とまっめんの笑みを浮かべる蓮姉ちゃん
その後軽く魔法の練習をして今日の特訓を終えた。
僕が思い描いた魔法のある世界はこんな感じです。出来れば感想をくれるとありがたいです。
感想楽しみにしています。