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非力さ故に

初めまして。おや?この作品のタイトルに見覚えがあるひとはお久しぶりです。

前に八咫烏という名前でこの作品を書いていたわけですが、ぜんっぜんアイデアが浮かばず、全て消してしまいました。

再びこうして戻ってきたわけですが、まだまだ未熟ゆえ文章がやたら短い、ボキャ貧、等と様々な声が出ると思いますが、温かく見守っていただければ幸いです。

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ、カターン!!



「 あっとひっとつ、あっとひっとつ、でアイテム全コンプ♪」



と、キーボードを叩く音と鼻歌混じりでネトゲをしているのはプレイヤーネーム、ルークこと高校3年生鳴海響夜。いや、高校生という表現は俺には相応しくないのかもしれない。だって俺、高校入ってからずっと家に籠ってる、所謂引きこもりだからね。



高校に行かなくなった理由は至極簡単。面白くなく、特にやることもなかったからだ。



流石に入学当初から不登校になれば、先生たちが家に来て、話を聞かされるが、特に耳を貸すこともなく。



『はい』 『そうですね』 『わかりました』の3点張りで聞き流しておけばすぐに話は終わった。



もちろん説教を受けてからも学校には行ってない。こうしたことが何度も続いたせいかついに俺は退学処分された。まぁ、当然っちゃ、当然だわな。



それからはずっと家に籠り、ネトゲ三昧というわけだ。



まぁ、そんな自堕落な生活をしていたせいか、悲劇は突然起きた。



「よしよしよし、コイツを倒してレアドロ手に入れれば………………………………………………………………………………は?」



カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ方カタカタカタカタカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ………………………………………………………………………………………………………………………………反応なし。






「フリーーーーーーーーーーーズ!!??」












はい、という訳で、久々の外出でっす。外に出たのは高校に入学したのが最後かな?2年ぶりの外出だな。………いや、マジふざけんなよ。なんであそこでサーバー止まるかね。そのせいでわざわざこんなクッソ暑い中を歩いてデパートまで行かなきゃならなくなったじゃねぇか。



現在季節は夏。しかも、8月のど真ん中という猛暑日。しかも、ニュース見たけど気温は35°を超えるって言ってたし。やばい、だんだん、足元がおぼつかなくなって気がする。流石に2年も家にいれば、体力も落ちてくるわな。



けど、子供はすごいよ。休憩にと公園に立ち寄って見れば、男の子3人、女の子3人でドッチボールをして遊んでいた。男の子1人、女の子1人が枠の外に出て、残りが枠の中に入っている中当て形式だった。



男の子の投げる玉が速いのか中の子は全然取れず、次々に当たって外に出ていた。当たった子は外野にならず別の所で座って中の子が当てられているのを待っていた。



「なんか、俺が小さい頃やっていたやつとは違うな」



今はこんな調子だが、中学生までは野球をやっていたので体力には自信があった。投擲力もあったので、小学校のドッチボールの授業では、俺がエースを務めていたものだ。

当てるのも、取るのも上手かったので皆から憧れの的になったものだ。



「なんか、懐かしいな。あの頃みたいに強ければ苦労はしなかっただろうな」



とは言ってもこればかりは自分の責任だ。部屋の中にいても筋トレはあまりしていなかった。ただ、体の性質かあまり太っていない。体つきは中学生のころより若干筋肉が衰えたぐらいだ。



「っと、過去に耽っている場合じゃねぇ早く買いに行かねぇと、……………ん?」



再びデパートに向かおうと立ち上がろうとすると、ボールがこちらに転がってきた。



「すみませーん、おにーさーん、ボール投げてくれませんかー?」


外野を担当していた男の子が叫んでいた。投げたボールがここに来たんだろうな。



俺とて昔は野球をやっていた男!呼び覚ませ!昔の俺の力!



「よし!行っくぞーー…………………………ぁれ?」



ボールを投げようと立ち上がった瞬間、立ちくらみがし、そして……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………











世界が暗転した。







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