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夢遊病の見る夢みたいな話。

作者: 浮脚ダツ
掲載日:2025/11/15

栗コーダーカルテットのSWのBGMと、脳内子安武人さんの音声でお楽しみください。

――遠い昔、遥か彼方の銀河系で……


――あるいは、未来だったかもしれない。


――もしくは、つい最近の冥王星付近の話。


――はたまた、君たちにとっては、明日、ないし、今日の地球の出来事のような気もする……。


――あ、やっぱり去年の話だった。あと火星だった。




 超銀河大戦争


 episode 04



 吾輩の伝説の始まり、そして――




 銀河に覇を唱える巨大帝国が、銀河共和国に宣戦布告をして一年……いや、二年だったかな?


 吾輩は、共和国に属して、帝国の侵攻に抗う戦士だった。いや違う。やっぱり五年だ。


 それは良く晴れた日の麗らかな春の朝のことだった。

 曇りだったかもしれない。

 吾輩は、モーニングルーティンの武器の手入れを終えて、日課の朝訓練を始めたときだ。ちなみにブレックファストは、健啖にステーキだった。

 あ、やっぱり冬の雪の日。どんよりとした気の滅入る日だった。


 いつも横切る公園で、ガキどもにいじめられているギャラクシーリクガメが、今日もピーピー泣いていた。吾輩は特段気にすることもなく通り過ぎ、正義の心でもって、警察に通報した。カメが五月蠅いと。

 そのときだった――


 鼻がかゆくなったのだ。


 ムズムズする鼻のことを警察に伝えると、「はぁ……」と気のない返事をされて腹が立ったので、公園に戻ってギャラクシーウミガメに蹴りをかましてやった。

 そうだ、リクガメじゃなくてウミガメだった。

 リヴァイアサンだったかもしれない。

 そんなことより歌舞伎揚げってうまくね?



 足の骨が折れた。

 ガキどもは強かったのだ。

 吾輩は最強ではあるのだが、ガキどもはさらに強かったわけだ。ガキどもは二秒で倒せるが、ガキどもは強かったのだ。


 そんなわけで傷病兵になった吾輩が、軍病院に入院していたときのことだ。


 そこで彼女と出会った。

 彼女は帝国に捕まっていた共和国大統領の娘で、自力で敵艦から逃げ出してきたらしい。

 暴力的な彼女は逃げる過程で怪我をして、身分を隠して入院していた。

 だが、共和国民は全員が顔を知っていたので、知らないフリをしていたのだ。


 知らないフリをしながら、吾輩は彼女と親交を深め、お互い退院する頃には親友となった。

 彼女の首筋や脇腹、背中のほくろの数を正確に知っているのは吾輩だけだ。


 彼女から、共和国軍の自分の部隊の直属の部下になってほしいと誘われた。実に光栄なことだった。


 親知らずが痛かったので断った。

 彼女とはそれきりだ。

 いや、理由は盲腸だった気もしてきた。断ったあと、腹痛で一週間入院したから、きっとそうだ。



 そうして、吾輩は自分の部隊に戻って、帝国との戦いに赴いた。

 勇敢で勇猛な吾輩は、原隊復帰のその日の内から目覚ましい戦果を挙げた。


 大隊長の飼っているメスネコの家族問題を解決したのだ。

 大隊長がメスネコの扱いに困っていたので、奥方に伝えてやると、泣いて喜ばれた。


 大隊長はその後、軍法会議にかけられ、二階級も特進したそうだ。メスネコは少将殿の娘だったそうだ。

 猫と家族関係を結んでいるとは、特殊なご家庭なようだ。

 大隊長も出世出来て、さぞや吾輩に感謝していることだろう。



 帝国との戦争は長引いている。

 吾輩も前線で戦っていた。

 後方支援だった気もするし、輸送部隊にいたに違いない。

 レーザーガンのバレルはひんやりしていて、少し甘い。


 その日は珍しく、朝からの定期空襲警報が鳴らなかった。

 同胞たちは我慢強く、瓦礫の中、誰一人として声を上げなかった。

 起きてくることもなかった。

 食料が保存庫ごと何故か灰やガラスになっていたので、食い物が無く、吾輩は腹が減っていた。


 そこで賢い吾輩は考えた。有る所に取りに行けばいいと。

 吾輩はまるで、ランチタイムのオフィスレディよろしく、プリーツスカートを翻しながら、優雅に食料のある所へと向かって歩いた。

 これで誰も、吾輩が共和国兵だと看破するものはいまい。



 敵兵に捕まった。

 この完璧な変装を見抜くとは、帝国兵もなかなかに侮れない。吾輩ほどではないが。

 しかし、帝国兵は皆、吾輩を変態じゃないかと憐れむような目で見てきた。吾輩はいたって真剣だ、まったくもって心外なことである。


 そして、吾輩は脱獄することにした。

 ティータイムにお茶と菓子が出なかったのだ。これは憂慮せねばならない。

 ティータイムの大事さを、この愛の伝道師が伝えなければと立ち上がった。


 タコ殴りにしてやった。

 牢屋の鉄格子を。

 見事に吾輩の手の指が砕け散ったが、おかげでその基地の野戦病院に連れ出された。


 そこで出会った。

 彼女は帝国の軍医で、だがそれは実は仮の姿。本当は共和国のスパイ、破壊工作員だった。

 吾輩は、彼女の基地破壊計画に協力し、帝国兵の軍服を着て紛れ込んだ。


 秒でバレた。

 12桁の個人番号など、普通の人間がカンペカード無しで覚えられるはずがない。これは彼女の罠に違いないと、吾輩は彼女を密告した。

 彼女とはそれきりだ。

 彼女の内腿のほくろを吾輩は忘れないだろう。


 以後、見事に疑いの晴れた吾輩は、そして――



 破竹の勢いで活躍を続けている。

 今日も、秋の味覚を独り占めする中隊長の水タバコの中身を、医療用のモルヒネに変えてやったところだ。

 こうして、明日も明後日も、無敵に大活躍間違いなしである。


 それはそうと、共和国兵は皆殺しにしなければならない。

 皇帝陛下は絶対!





 あ、上の親知らずが痛い。

 そろそろコーラをティーカップに注いで、ピッツァと一緒に優雅なティータイムと洒落込まなければ。

 ピッツァは共和国に買いに行かなければ。吾輩はそう決意し、実行に移した。


 ライオン屋の芋生羊羹を手に入れなければ。

 苺最中だったかもしれない。

 道中でスペースたこやきを手に入れてご満悦だったことを覚えている。



 こうして、吾輩の伝説と戦いは今日まで続いているのだ……。


 この、銀河の片隅で。


 あるいは、日本の地方都市。

 あー違う。海底二万マイルだった。


 月のプトレマイオスクレーターな気もする。


 ところで、吾輩は猫であるのだが、名前ってある?

 いや、蝶々だったかもしれない。

 電気羊という噂もあるが定かではない。


 思い返してみれば、レーザーガンだった気もする。

 あるいは重金属圧縮砲。


 ――伝説の武器の伝説は、まだまだ続いているのだ……。


 ――りゅーカスふぃるむ

クソほどくだらなくてつまらなくて、支離滅裂で、何も頭の中でまとまってないのに話し始めちゃったみたいなイラつく話を目指して書きました。


全部自分の頭で考えました。AIは全く使っていません。

怖いか? 私は怖い。そして気持ち悪い。ヴァカじゃねーの?

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