第一章の個人的なあとがき
ここまで読んで頂きありがとうございます。
初めまして、髭猫Lv.1と申します。
このあとがきは第一章を書き終えての自分の感想やここが足りなかったなぁと思う部分の振り返りとなっています。よって個人的なメモ的な、当時自分が何を思って書いていたのかを残して置きたい場となっているため本編とは関係ありません。興味のある方だけ見てもらえたらと。
読んで頂いた読者の方はほぼ理解されていると思いますが、今回の物語は『伊達政宗』を題材にした戦国物語となっています。
僕は戦国の話が大好きで今でも色々な本や動画、その他文献や城跡に行くなどして勉強と趣味の時間を楽しんでいます。
そんな時に思ったのが「戦国の話をライトノベル風に書いたら面白いんじゃね?」。これを思いついたのが約三年前であり、それも畑を耕すトラクターの運転中に思いつきました。
運転中に危ないよ。そう思った人が多いかもしれません。ですが、畑を耕すトラクターのスピードは大体時速一キロ程度。めちゃくちゃ暇なんですね。
実は、先に考えたのは信長の妹『お市』を題材にした物語でした。
羽柴秀吉が柴田勝家の城を襲撃した時にお市も城で亡くなってしまったのですが、その後未来の日本で転生する(正確には他人に憑依する)流れでした。それを一年くらい書いていたと思います。
ですが、それは途中で書くのをやめてしまいました。
理由は明白で、書いていて面白くなかったからです。
と言うのも理由がありまして、この小説が自分にとって初めての執筆であり、学校では国語系が苦手だった事から上手く言葉選びが出来なかったからではと思います。
頭では分かっていても文字に起こせない。
結末は分かっていてもそれまでの展開が想像できない。色々ありました。
書く前に個人的に勉強していたつもりだったのですが、中々どうして……上手くいかないものですね。
そのため書くのを一ヶ月ぐらいやめてました。毎朝仕事へ行く二時間前に起きて時間を作るルーティーンだけは癖になってしまいましたが。
そのおかげか、また再開しました。どうせな一からやり直そう。そう思って一年書いていたお市の物語は封印しました。
そこで思いついたのが、話がそれましたが伊達政宗の物語なんですね。
何で伊達政宗? って思った方が多いかと思います。
理由は単純で好きだからです。多分武将の中で一番好き。彼の生き様は自分の仕事をやる上での教訓になっていると過言でもないと思います。
ただ、普通に書いたら絶対に見てくれないと思った時に思いついたのが政宗の正室『愛姫』でした。
時代の流れは崩さずに、愛姫を参加させる事で砕いた物語にしたかったんだと思います。
テーマは『笑いと情熱』、そして一番は分かりやすく読みやすく。
そこから元ヤン娘・愛姫は完成しました。
しかし、ここで問題が。
どこから始める? が頭に浮かびました。
皆さん、伊達政宗ってどんなイメージですか。
多分ですが……隻眼の人、三日月の兜を被っていた人、後十年早ければ天下を取れたと言われた人。そんなイメージではないでしょうか。詳しい人以外はこんなイメージではないかと思います。勝手な想像なんで気にしないでください。
じゃあどこで政宗の名前は世に出てくるのか。
多分これも個人的にですが……、小田原参陣辺りなんでしょうか。遅参した政宗に秀吉が「あと少し遅れていたら首を刎ねていた」って話は有名ですからね。
でも、そこって政宗の物語の半分が終わっているんですよ。個人的には。
だったら最初から書いてやろう。そう思い、伊達政宗と愛姫が結婚ホヤホヤ、ふたりが十代前半の頃に遡り物語はスタートしています。
特に第四話の伊具郡攻略戦は苦労しました。
ぶっちゃけて言えば、話の流れは分かっているのですが、戦の内容資料が全然無いんですよね。なので自分の小説では「こうだったかも」と空想で書かれています。勿論、愛姫が主人公の物語なのでそれなりのストーリーにはなっていますが。
ですが、それも戦国を語る上で面白いところではないかと思います。
史実、歴史文献、後の研究によって解明された真実。それらを含めて想像する事が戦国時代の楽しみ方だと自分は思っています。
話は長くなりましたが、第一章を書き終えた自分語りはここで締めようと思います。
まだまだ物語は始まったばかり。次は第二章のあとがきでお会いしましょう。
髭猫Lv.1でした。