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後奏10
部屋に戻ると、ノアさんから少し休むことを進められ
横になることにした。
「それではお休みなさいませ。
夕食の時間になりましたら、お知らせに参りますね」
ノアさんが退室すると、急に部屋の静けさが気になった。
月神殿では、いつも姉巫女達の笑い声がしていて
寂しいなんて思っている暇なんてなかった。
「帰りたい・・・」
閉じた目から、涙がこぼれ落ちた。
ーでも、このまま勘違いされていたら、ルルカさんに迷惑を
かけてしまうわ。
どうしましょう・・・
正直に話すべきか、黙っておくべきか、
考えがぐるぐるしていくうちに、
眠たくなってきてー
そうして、また、不思議な夢の世界へと誘われていった。




