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月下の舞姫と 堅物騎士の ラプソディ    作者: アニィアンニンドウフ
63/116

間奏30

その鳴き声は、広場にめんした大通りから

少し脇にそれた路上から聞こえた。

兄上と二人で駆けつけると、幼い兄妹のすがたがみえた。

屋台の前で兄が妹をかばうようにたち、妹は大声で泣きじゃくっている。

そして、その屋台の主らしき男が二人に向かって大声でまくし立てている。


「さあ、さっさと金を払え。

 子どもだって容赦しねえぞ、こらあ!」

野次馬がしゅういをとりまき、ちょっとした騒ぎになっている。


「兄上、ここは先輩たちを呼んできましょう」

「まあ、待て、ハール。私に任せろ」


そう言うと兄上はスタスタとその騒動のわのなかに入ってゆき、

当事者たちと何やら話込んでいた。

そのうち、屋台の主は満面の笑顔で兄上と握手を交わし

幼い兄弟もどうやら落ち着いてきたようだった。


ーなんか、オーラが半端ねえ~!!


兄上の調停力の高さを初めて見せつけられた気がした。

これが王としての素質。

上に立つものに必須の能力。


しゃがんで兄妹に笑顔で応じている兄上に見ほれていたとき、

視界の隅で光ものを捉えた。



兄上の後ろの雑踏の中に、短剣を構えた目つきの悪い男の姿を捉えた。

それは間違いなく本人をねらっている。


そう認識したとたん、俺は剣を抜きほぼ反射的に駈けだしていたのだった。


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