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間奏26
不可侵条約が結ばれて数年後、変化が起きた。
母上様の恋人が、別に恋人を作ってしまい、お二人の中に
亀裂が入ってしまったのだそうだ。
その上、その地位を利用し、悪事に手を染めていたらしい。
ポロポロ出てくる罪状の中に、殿下暗殺未遂事件に関することが
浮上し、騒動になったらしい。
隣国から謝罪の使節団が訪れ、罪人は厳しい処分が下ったこと。
母上様は責任をとって王位継承権を返上し、神殿巫女見習いとして
一生表舞台には戻らないということになったそうだ。
そうして一緒に届けられたのは、届けられなかった贈り物と
謝罪の手紙。
ーごめんなさい。お健やかに。
「そうかかれていた手紙をみて、私は号泣してしまったんだ。
そうして、無性にお前に会いたくなって父上に頼み込んで
こうして一緒に暮らせるように取りはからっていただいたというわけさ。
しばらくよろしく頼むぞ♡」
と、ウィンクをよこすお茶目な兄上に、
「はあ~」
と、ため息で応じた俺。
この日から俺と兄上の腐れ縁生活が始まったのだった・・・




