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間奏12
これは、まだ、俺の父上が結婚する前の話である。
隣国との関係を重視する派閥と、国内での結束を重視する派閥と、中立派と、3つの
派閥が国内にはあった。
前国王は国内重視政策を押し進めていたが、それに異を唱える派閥が世継ぎの君と隣国の
姫君との婚姻を強く要望していた。
そのため、それぞれが水面下で動いていたが、とうとう隣国との関係を強化せざるおえない
事件が起き、姫君を迎えることとmなった。
世継ぎの君自身は婚約者を大事にするつもりだったのに、
当の本人は非常に冷たい態度しかとらなかった。
そんな二人の溝は広がるばかりで、兄上が生まれると同時に、母君はさっさと帰国してしまった。
もともと本国で結婚を約束していた相手がいたにも関わらず、
適齢期の王族の女性が本人一人しかいなかったため、子供を産んだら帰ってきてもよいという条件の下
嫁いできたというわけだったのである。




