間奏11
「ロイ、国王様に謁見を申し出て下さい」
そういうと、ロイは少し驚いた顔になり、
「しばらくお待ち下さい。ご都合を伺って参ります」
というなり、半日戻ってこなかった。
ようやくもどってきたのは、寝支度をすませた頃だった。
「お待たせしました。明日一番にお会いになるそうです」
「ありがとう。ねえ、ロイ、国王様って、どんなお方なの?
お、僕のこと、嫌いなのかな?
頭突きしたこと、怒っているのかな・・・」
無理やりつれてきたわりには、一度も会いに来なくてほったらかしにされていたことを
俺は、とても不安に思っていた。
親切だけど、どこかよそよそしい世話役にも心をゆるせなかったし。
気にしているといっていた兄さえ、あれっきり、会いに来ない。
自分の存在が邪魔でしかないくらい、子どもの俺にもわかっていた。
だからこそ、わけへだてなく俺をまっすぐに見つめてくれた彼女の瞳の輝きが
俺を前へとむけてくれたのだ。
その時の俺は、相当思いつめた顔をしていた(そうだ)。
ふーっと大きな息をはき、ロイは、衝撃の事実を語り始めた。
「実は、殿下の暗殺未遂事件があり、意識がまだ戻られないのです」




