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月下の舞姫と 堅物騎士の ラプソディ    作者: アニィアンニンドウフ
28/116

前奏26

なんだかんだで、本番の朝を迎えた。

あれから、数回リハーサルをし、衣装を直し、万全の準備は整った。


「ルルカさん、舞の奉納が終わったら宴が開かれるそうです。

 あなたはどうされますか?」

長様がたずねると、あっさり一言。

「行かないよ」

それを聞いていたリリアが驚いて尋ねた。

「えっ?どうしてですの?

 領主様主催の宴ですもの、美味しいご馳走がたくさんありますのに・・・」

「あのさあ~あたいがでたら、身代わりがバレちまうだろ?」

「あの、私お留守番いたしますので、どうぞ楽しんできて下さいませ」

ちょっぴり残念そうなリリアに、苦笑いしながらルルカが答える。

「控え室で待っときゃいいだろ?

 他の巫女さんたちが戻ってくりゃあ、何も怪しまれないよ。

 それにあたいはそんな場所にでるようながらじゃねえし・・・

 足の方も随分よくなったそうじゃないか」

「ルルカさん特性湿布薬のおかげです」

「あたいもそろそろほとぼりも冷めちまっているだろうから、

 帰るよ。

 世話になったね、リリア。

 それなりに楽しかったよ♡

 ねいさんたちも、達者でな」

「「「「ルルカさん・・・」」」」

しんみりしたところで、ミスカがみなをよびにきた。

「皆さん、領主様からのお迎えの馬車が到着しましたよ」

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