前奏22
ーあれ、ここってどこ?
白くフワフワした空間が果てしなく続いている。
自分は確か、舞を舞っていたはず…
ーここは、あなたの魂の中にある記憶。
ー誰?
ーあなたの中の、もう一人の私。
不思議な世界の中で、姿のない存在と会話を交わしている。
ーもう一人の私?
私、分身できるんだ!
だったら、起きてるとき分身してくんない?
長をだまして街に買い食いいけるじゃん♡
ー…やっぱり、育て方マチガエテイルノネ
ー間違っちゃいないよ!
あたいは拾われっこだけど、ちっとも悲しかないよ。
みんな愛してくれてるから。もちろん、食い物にも!!
ーそう、あながち間違いではないわね
ーどゆこと?
ー舞ったら、倒れるでしょ?
ーああ、うん。
でもそれ、えぎれでしょ?
ー違うわ
ーええ~じゃあなんで倒れるのさ?
ー食べた食物のエネルギーを癒やしの力に変換してるから。
力の封印が解かれない以上、生命エネルギーを癒やしの力に
変換できないから。
あなたは無意識に癒やしを垂れ流しているのですもの。
いくらあっても足りるわけないじゃない!
ー垂れ流すって、よだれじゃあるまいし。
あたいそこまで品悪くないからね
もう十分品は地面のそこのずっとそこまでおちているよ、とつぶやきたくなる
魂の記憶の中の存在であった。




