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月下の舞姫と 堅物騎士の ラプソディ    作者: アニィアンニンドウフ
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前奏20

神殿の中庭に、4人の姉巫女達が勢揃いして舞の体型を作りスタンバイしている。

そこへ月刀のレプリカを持った巫女長様が現れた。

「まず私たちが舞ってみせます。

 よくご覧になって下さいね」

「リョーカイ!目をかっぽじって見てるから」

(それ、違うでしょう?!全く兄様ったら、語彙力最低!)

心の中で突っ込みを入れながら、体型の中央に立つ。


リーンリリリーン。1の巫女が舞い始める。

リーンリリリーン。2の巫女が。

リーンリリリーン。3の巫女が。

リーンリリリーン。4の巫女が。

右腕につけた銀鈴ぎんれい)の音色はそれぞれわずかに音の高低差があり、

四声の響きが不思議なメロディーを奏で始める。

そして、

リーンリーンリリン。リーンリーンリリン。

より深い音色が加わり5人の舞手が揃って舞い始めると、

あたりにふしぎな雰囲気が醸し出される。

そうして舞が一段落し。4人の巫女が動きを止める。


ここから、月刀の舞が始まる。


ー月刀の舞に、型はありません。

 人々の平安を願う心と月の精霊への感謝の祈りを込めて舞う。

 それが、この舞なのです。


長の舞は、優雅で緩やかな舞だった。

見物していたリリアはほーっとため息をつき、舞に見とれている。

一方ルルカはじっと舞を見つめたまま。

その顔には、表情がまったくみられない。


やがて、舞終了し、舞手たちの荒い息づかいが聞こえてくる。

動きが優雅でゆっくりとしていても、指先一つ先にまで神経を集中しているため

けっこう体力を使うのだ。


閉じられていた口角が片方わずかにあがり、小さなつぶやきが漏れた。



「舞える」

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