恋愛
次の日の朝、あやは早く起きてしまった
スマイルをやりたい
時計を見ると5時である
急いで居間に降りた
自分でべ―コンエッグを作り、食パン2枚と食べた
すぐに歯を磨き顔を洗って、素早く部屋に上がった
パジャマを脱ぎ捨て、たんすの引き出しから
新しいシャツを取り出した
シャツを頭からかぶり、昨日はいていたジ-ンズをはいた
そして、テ-ブルの上のスマホに向かった
よく考えたら、こんな早くに相正悟は起きていないのではないか
あやはベッドの上に勢いよく倒れこんだ
そしてアイデアを巡らせた
杉山あやは何をしていいか分からないとき、
いつもこうやって考える
そうするといいアイデアが浮かんでくるのだ
今、何をすべきか
杉山あやには友達はいっぱいいたが
皆、今は忙しかった
彼女自身が就職していないのは
彼女の父がお金持ちだったからである
だが彼女自身は本当は皆のように働きたかった
ライアンは田舎者だが
父は恐ろしく頭がキレた
アプリの開発など
彼女にとっては
どうやるのか、想像もできないことだった
だが彼女自身も有名な私立大学を出ていた
彼女の専攻は心理学だった
その学部は持てないと言われていたが
彼女の友達は皆、もてていて、既に結婚していた
あやは在学中に何度も告白されたが
すべて断っていた
理想が高すぎるのである
惚れた相手としか付き合いたくない
付き合ってみればなれると言われるが
妥協したくなかった
彼女は恋愛について怖がってもいた