図書館
次の日の朝、あやは西谷駅の駅のホームにいた
今日、彼女は図書館へ気晴らしに行くつもりだった
大和にある図書館は、彼女のお気に入りだった
あやは半そでの白いシャツにジ-ンズをはき
ピンクのカバンを下げていた
このピンクのカバン、あやは少し恥ずかしいと思いつつ
お洒落なのではないか
と思っていた
隣に見たことのある男が立っているのに気が付いた
グレーのTシャツにジ-パン姿
体格がよく、眼鏡をかけている
相正悟だ
あやが相正悟をちらちらと見ていると
相正悟がこちらをじっと見た
あやはぺこりと頭を下げた
相正悟もぺこりと頭を下げた
憶えているのだろうか
相正悟はあやがまるで古くからの知り合いであるかのような目で
こちらを見た
あやは恥ずかしくなった
「宜しくお願いします」
とあやは言った
すると相正悟も
「宜しくお願いします」
と言った
そして相正悟はもう一度頭を下げた
あやも頭を下げた
そのすきに相正悟はあやの前を通り過ぎた
あやは図書館につくと
スターバックスに寄った
マンゴーの飲み物を買い、席に着いた
相正悟はどうしているのか気になり
スマホを取り出した
相正悟のプロフィール覧には
たくさんの外国人からの書き込みがあったが
相正悟はあまり返していないようだった
彼女は相正悟本人に対して
「こんにちは」と打ってみた
返事はない
しばらく待ったが返事はなかった
彼女はあきらめると、図書館を見てまわった




