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僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
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奇人変人と僕

変な人が好き。奇しき人が好き。ヤバイ人が好き。度が過ぎている人が好き。普通の人は好きでも嫌いでもなく普通。度が過ぎた馬鹿と度が過ぎたアホが特に好き。でも想像を越えてくるものであれば何でも好きなのかもしれない。たぶん、かなりの刺激を欲しているからなのだろう。


芸能人が学力テストをやっておバカ解答を紹介するような番組はあったら必ず見る。美女とか才能がある人や歌が上手い人はそれほど興味がなく、テレビでは奇人変人を探してしまう。変人は癒しである。変人が不足するともう駄目だ。


馬鹿っぽい喋り方や独特な言葉選びや独特な言い間違いがテレビやラジオから流れてくるとビクッとなる。いつも心のどこかで好みの変人を探している。一般の人が嫌うような行動を誰かがしてきても、僕は好きの方向に行くだろう。


ドラマや映画で、奇声をあげたり、積極的すぎたり、自由すぎるキャラの登場人物が出てくるとテンションが上がるし、その俳優を好きになる。自然ではない作り上げられた奇人変人も好きだが、コントの変人はあまり好きではなくて、やっぱり天然が一番いい。


奇人変人は好きだが、周りの人から「お前かなり変だよ」と真顔で言われるのは得意ではない。褒めない系の「変」はあまり好きではない。あと、僕がいい気分でも周りの人が不快に思う「変」を知人が人前でしていると困る。


僕の周りには、好きなタイプの奇人変人がいない。変な人はいるが度が過ぎていない。アイドルや俳優など芸能人にはヤバイ人がたくさんいる。さすが芸能界は奇人変人の集まりである。全国から奇人変人が集まるだけある。


変人アイドル密着番組があるのなら見る。国民的変人コンテストや変人スカウトなどは無いのだろうか。変に勝るものはないのだ。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、僕に「変ですよね」と真顔で言うだけだ。シンプルに落ち込む。笑顔で言った場合は弱らない。あと、最初に会ったときにはかなりの奇行をしていたのに、ゆっくり段々と普通の人に移行していくとガッカリ感で弱るので試してほしい。

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