表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
70/72

割引きと僕

スーパーの早朝10%割引きに、よく行く。スーパーが家から遠くない場所にあるからよく行く。チラシに付いてくる割引券はたまに使う。ついつい割引券につられて、来店することも多々ある。ファーストフード店のチラシの割引券は、10円とか20円とかしか引いてくれない。それでも、チラシ効果もあってついつい行ってしまう。


飲食店などでは、割引いてくれる商品の個数に限度がある。無いのもあるが、基本的には何個も割引いてはくれない。割引券を注文時に出すのか、会計時に出すのか分からないときがよくある。割引券に書いてある文字は隅々まで見るようにはしているけど、書いていない時もあるから、よく分からない。


いつも行くドラッグストアのチラシに付いてくる割引券は、食品には使えない。ドラッグストアでは基本、食品しか買わない僕にはあまり必要がない。だが、ティッシュペーパーはたまに買うから、その時には使わせてもらっている。


割引きといえば、スーパーで賞味期限が当日のものは引かれていることが多い。賞味期限が当日のものは、30%も引かれるのでつい買ってしまう。あと、特売商品をチラシで見つけると、ついつい行ってしまう。その他のお店と200円以上の値段差があるときもあるので、そこは迷わず行ってしまう。


500円買うと1ポイント貯まるドラッグストアによく行く。水曜と日曜はポイントが3倍になる。500ポイント貯まれば500円分の券が貰えるのだけど、貰うのに一年近くかかった。割引きで地味に嬉しいのは、割引き前の合計金額の1の位が9のときに、割引きして1の位が0になったときだ。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、スーパーで買い物をしている僕の背後にコッソリ付いていって、僕が賞味期限間近のひとつしかない割引きパンで悩んでいたら、透かさず背後から、そっとそのパンを手に取って去っていけばいい。絶対に食べたいパンでも、賞味期限と今後のスケジュールなどを照らし合わせる時間が必要な性格なので、後ろから迷わずに取られたら、確実に弱る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ