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僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
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間投詞と僕

驚いたとき。嘆いたとき。感動したとき。口から言葉が漏れる。驚くことが多くなった昨今、街は間投詞で溢れ返っている。咄嗟に出るのが間投詞。何が出るかなんて自分でも想像できない。


ビビりへの階段を着実に上り続けている僕の間投詞は多様化が進んでいる。自分でもよく分からない由来不明の間投詞も生まれてくる。今から、僕の口からよく出てしまう間投詞10選を紹介する。


①ウップス

この間投詞はちょっとしたミスをした時に外国の人が発するイメージだが、これは突発的危機を回避した時に出る。


②ハフトゥー

これは落ち込んでいる時に溜め息のような感じで出る。最近はあまり出ない。


③プスー

これは体調が悪い時に「プスー、プスー、プスー、プスー」のように連続で出る。


④ドブス

かなり驚いた時に出るが、最近はあまり出ない。これは女性の前で出てしまったら大変なことになるが、今のところは大丈夫だ。


⑤オウツ

アウチに似ているが急に肌に何かが触れて驚いた時に痛くても痛くなくても出る。


⑦バッ

これはゴキブリが出てきた時にだけ出る。


⑧ファッ

これは疑問を含んだ驚きの時に出る。


⑨ハイ

大きい音に驚いた時はだいたいこれが出る。最近では間投詞の七割を占める。


⑩アスト

どんな場面のどんな種類の驚きの時にも出てくるオールラウンダー。最近、頭角を現してきたが、一番謎である。


間投詞が出るのはだいたい驚いた時で、ビビりの僕からはこの先、新しい間投詞がまだまだ生まれるかもしれない。驚きは止まらない。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、耳元でくしゃみをしたり、大きめの声を突然出したり、助走なしの言動を周りでするとかなり弱るでしょう。「変な驚き方の男性マジで嫌い」とSNSで呟くのも効果的でしょう。僕の口からよく出てしまう間投詞10選のどれか一つを周りで発している人を見かけたらヤバイほど弱る。

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