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僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
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ポイントカードと僕

ポイントカードを作れば、かなりお得なんだろうなとは思う。だが、ポイントカードは作りたいけど書類に記入するのが面倒。それに沢山の人が並んでいるレジで【今からお作りしましょうか?】と聞かれても、レジの流れが止まってしまうという考えから、どうしても遠慮してしまう。


少し前に、ひとつだけポイントカードを作ってみた。それほど混んでいないときだったし、ポイントカード契約時に貰える食品用ラップに惹かれて作ってしまった。それはドラッグストアのポイントカードだった。


週2回あるポイント3倍の日にたまに行くけど、豆乳飲料しか買わない。豆乳飲料だけだと1ポイントから3ポイントくらいしか貯まらない。たまに20円の豆腐も買うし、10円くらいのそばやうどんも買う。でも安すぎてポイントには全然ならない。


レジ袋がいらない場合はエコポイントとして1ポイントが貯まる。そして、500ポイント貯めると500円券が貰える仕組みになっている。もう、かなり道のりが険しすぎる。豆乳系の食品がどれだけ安いかを改めて実感した。


全国の全業種の全店で使えるポイントカードみたいなものが出来てほしいなと思う。お店の中を歩いた歩数だけポイントが仮のものとして貯まり、お買い物をすると、そのポイントが確定するみたいなサービスが受けたい。あと、レジで後ろに並んでいる人たちをイライラさせることなく、素早くバーコードスキャンをしてくれた店員にポイントをあげる制度を設けたい。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、ドラッグストアを僕の家の近所で始めて、最小限の情報を記入するだけで作れるポイントカード制度を設けて、ポイントカード契約時に記念としてお菓子が貰えるようにまずはする。そして、契約の手軽さと記念品のお菓子に惹かれた僕が、ポイントカードを作った後に、契約書に書かれた【ただし、豆乳系食品は除く】という小さな文字をそれとなく見せればいい。僕はほとんど豆乳系食品しか買わないので、かなり弱るだろう。

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