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僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
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ボジョレーヌーボーと僕

ワインは飲むことは出来るが、それほど好きではない。飲んでと言われれば飲むことは出来るが、チビチビとしか飲めないくらいだ。ワインが苦手なのにボジョレーヌーボーを買ってしまったことがある。それも、帰り道に寄ったコンビニでその場の流れで買ってしまった。買う気がなかったのに買ってしまう、衝動買いというヤツだ。


自転車で寄ったので、カゴにワインの瓶を入れるしかなかった。ワインの瓶が割れないように注意するだけで疲れてしまったのに、ワインはあまり口に合わなくて残ってしまうし、逆一石二鳥みたいな感じになってしまった。ワインはもう瓶で買わないとその時に決めた。


お酒はビールや日本酒や梅酒やカクテルが好きだ。でも、あまり飲む機会がなく、最近はあまり飲んでいない。焼酎とワインとブランデーは一度は飲んでみたが、どうも駄目だった。一口飲んで、これはダメだと思った。


飲みきれずに残ってしまった、あの時のボジョレーヌーボーは料理に使った。たぶんビーフシチューとか、ハヤシライスとか、ハッシュドビーフとか、ドロッとした茶色い系の料理に使ったんだと思う。


ワインそのものの話ではないが、ボジョレーヌーボーのように、のびる棒が他の文字と交互に何度も出てくる言葉が好きだ。たぶんリズムが好きなリズムなのだろう。ウーパールーパーとか、スーパールーキーとか、そういうのも好きの部類に入る。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、最近アニメが好きになりかけている僕に、ワイン関係のアニメを自分で作って、送り付ければいい。好きになりかけているアニメに苦手なワインが加わるだけで気分は落ち込み、弱ることだろう。さらに、そのアニメのタイトルが『スーパールーキーのウーパールーパーがボジョレーヌーボーを飲む』だったら、好きなものと苦手なものが複雑に絡み合っているので、弱ること間違いなしだ。ちなみに僕は『コーヒーメーカーユーザー◇スーパーウーパールーパー』というタイトルのアニメがあったら無性に見たい。

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