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僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
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プリンと僕

プリンはプリンプリンしているからプリンと名付けられた訳ではないらしい。【プリンプリン】というよりもプルンプルンの方が合っている。だから、その経緯で名付けるならプリンではなく『プルン』になっているはずだ。語源はよく知らないが、たぶん何処かの国の言葉なのだろう。プリンはたぶん略称だろう。正式名称は【カスタードプディング】みたいな感じだろう。


とろけるプリンも、焼きプリンも、牛乳プリンも、かぼちゃプリンも大好き。冷たい固形物がそもそも好きなのかもしれない。プリンは固形物といっても、スッとスプーンが通るほど柔らかくて、ちょうどいい弾力をしている。だから好き。本当に全ての面において美しい。


カラメルは無くてもいいけどあってもいい。あの薄黄色の部分だけでも十分楽しめる。苦みとかはあまり必要なくて、ほどよい甘さのまま突き通したい。バケツプリンは食べたいとあまり思わない。あんなに大きいものを食べたら胃がどうなるか分からないから。バケツに入っていたのだから、全部食べればバケツ分お腹が膨れてしまうかもしれない。バケツを飲み込んだのと同じようになるかもしれない。そう思う。だからいい。


バケツプリンよりも、駄菓子屋などで売っているプチプリンみたいなものの方がいい。プチプリンは意外と好き。一口で食べられてスプーンなしでも食べられるので好き。あまり大きなものは最近食べられなくなってきている。大きくても子供用のヘルメットを使って作った『チャイルドヘルメットプリン』が限度だ。


プリン派かヨーグルト派かを聞かれたらヨーグルト派だ。なめらかプリンと固いヨーグルトだったら固いヨーグルトを選ぶ。最近はプッチンするプリンに対する『プッチン欲』みたいなものが薄れてきている。プリンが皿の上でプルっと揺れる姿なんて求めなくなってしまった。


プリンどら焼きを最近買った。とても美味しかった。最近は3個入りのプリンをよく食べている気がする。とても美味しい。よくある切り株くらいのサイズで、プリンのように下の方が少し広くなっている形のテーブルがあったら欲しいなと、最近は思っている。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、宅配便でバケツプリンを僕の家に送りつければいい。バケツプリンの成分の内訳は、本体の黄色い部分を1にして、カラメルソースを9にすればいい。そしてプッチンタイプにすればさらに弱る。そしてそのバケツプリンが3連になっていたら、さらにさらに弱ることは間違いないだろう。

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