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僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
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番組と僕

ラジオ番組やテレビ番組は好き。特に深夜番組は面白いものがたくさんある。昔は深夜ラジオも結構聞いていて、コーナーにメールを何度も送っていた。ラジオに何度もメールを送ったのに紹介されることはなかったが。


自分に時間を使ってくれるのが申し訳ないみたいに思うこともあり紹介されなくてもいいと思ってしまっている。送ることへの満足感で採用されても採用されなくても別に良くなっている僕がいる。


テレビ番組やラジオ番組が好きすぎて番組の企画みたいなものまで考えてしまったりしている。『何でも改定案』という番組をやってほしいと思っている。あの有名番組にタイトルは似ているが全くの別物だ。ただ変えてほしいものを提案していくだけの番組だ。


【これからは15分刻みでしかテレビ番組を放送してはならない】とか【お札を先に渡されると財布に入れるプレッシャーがのしかかるので、これからは一気に渡すこと】とか【常に新鮮な醤油が味わえるみたいな特殊なボトルから醤油を注いで戻したときに鳴るピーッというあの音をこれからは無くすこと】みたいな感じで提案していくだけの番組。あまり面白くなさそうなのでやめた方がいいかもしれない。


『大迷走題名葬』というイベントやコーナーもやってほしい。僕はタイトルを考えてそれを基に小説を書くというやり方をしてきた。とりあえずタイトルのようなものが頭に浮かんできたらすぐにメモしてきた。それが溜まりすぎた。しかもあまり良くないものばかり。だから同じようにタイトルが溜まりすぎた人向けのイベントやコーナーをやってほしいと思った。でもあまり面白くなさそうなのでやめた方がいいかもしれない。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、いつも僕が聞いているラジオ番組やいつも見ているテレビ番組のなかでやっている怒りを吐き出すみたいなコーナーに僕のことをメールで送ればいい。自分に時間を使ってくれるのが申し訳ないみたいに思うこともある僕なので、誰かがメールを書く時間、番組内で紹介するためにスタッフが準備する時間など、無駄に使わせてしまったと思ってしまい弱るだろう。

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