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僕をさりげなく弱らせる方法  作者: 降井田むさし
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炭酸と僕

コーラは昔は結構飲んでいたし、サイダーも少し前まで結構飲んでいた。エナジードリンクも一時期結構好きで飲んでいた。コンビニで買ったエナジードリンクをコンビニの入り口付近で腰に手を申し訳程度に当てて一気に飲んだこともあった。でも、シュワシュワしない飲み物の方が断然好きである。


炭酸飲料の缶を事前に振ってするイタズラみたいなのがある。そんなイタズラは実際に見たことがないし、されたことがない。それが普通だと思っていたが、それが出来るような仲に誰ともなれたことのない僕が変なのだろうか。まあ、そういうイタズラはされても悪い気はしないのだが。


子供の遊び場に行ったときに荷物の横に置いておいたペットボトルのコーラが、ちゃんと閉めていたのに倒れてこぼれて荷物がびしょびしょになっていたことがあった。シュワシュワっとなる恐怖は炭酸飲料を飲んでいる時や扱っている時には常に付きまとってくる。


会社の休憩所の自動販売機で買った炭酸飲料を普通に開けたらプシューと溢れてきてテーブルが水浸しになってしまったことがあった。その場所でその炭酸飲料を買ってそのようになったのは僕だけではなかった。同じように水浸しになっている人を会社で何人も見てきた。何回も見てきたから気を付けてはいたがプシューしてしまった。恐怖の炭酸飲料はもう買いたくない。


ちなみに自動販売機は売り切れでも補充後すぐに買う人のために一本残っているらしい。炭酸飲料を飲むということは二酸化炭素を体内に入れるということだから、酸素マスクの反対と捉えてもいいかもしれない。単3といえばカセットラジオで昔よく使っていたことを思い出した。昔、携帯ゲーム機でも使っていた気がするが、たぶんあれは単4電池だろう。


僕をさりげなく弱らせるとしたら、缶に入ったエナジードリンクを手に持って僕のところへと近付いてきて、僕の背中を捲って電池が入るところを探すような仕草をするだけだ。エナジードリンクの缶は乾電池の形に似てなくもないし、エネルギーを与えるという意味では同じだし、ボケてきてるな?みたいに感じ、突っ込みたい気持ちと突っ込むのが恥ずかしい気持ちでモヤモヤってなって弱る。

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