第5話・イライラ・レベルアップ・記憶を払拭
チクショウ!二カ月だ!
移動が出来ない!時空間魔法の習得が出来ない.....
嫌々まて、待てそれでも前進はしてるぞ。十本の指の先に火球を1.5センチの火球を造り出し時間は3時間も持続している。
ん、なにをイライラしてる?
これで集中出来るか!出来ないだろう。
座禅でもして落ち着くか!.......
モルド
「シルバ行き詰まってるな、気分転換に国境の町バルトに行ってみないか?」
「国境の町バルト?気分転換か行く行ってみる!けど何時行くの?」
モルド
「明後日だが、それでは準備してくれ」
「兄貴!宿に行ってきたい駄目かな?」
モルド
「ん、護衛付きなら良いぞでも、突然どうしたんだ?」
「今さらだが気がついたよ、俺は余裕が無かったんだよね、だから此処で宿に行ってリフレッシュしてからもう一度移転魔法を試してみるよ、それで成功しそうだしね」
モルド
「行ってきな、久しぶりか2カ月位かな?馬車で移動なそこは譲れんぞ!」
「ほい了解しました、行ってきます」
「2か月振りに宿に帰って来ました。今夜泊まれますか?」
女将
「シルバさん!元気でしたか?手紙だけで心配してましたよホントに、エミリ~エミリ~シルバさんが来たよ出て来なさい」
エミリ
「シルバ兄ちゃん!」
(階段からジャンプって!オイ受け損ねたら大変だぞ!)
「久しぶり!少し重くなったか?」
エミリ
「ウン!背が1センチ伸びたからその分かな?それで今夜は泊まるの?」
「うん!部屋の空きが有れば是非泊まりたいよ!それと親父さんの料理も食べたいし」
エミリ
「シルバ兄ちゃんの部屋はそのままだよ今夜は一緒に寝よう」
女将
「あら!シルバさんを好きなのね。本当に取り敢えず昼食を食べますね?」
「ハイ!お願いします。この宿の味に餓えてますから」
エミリ
「父さんに言ってくる!」
女将
「大変だったんですよ!エミリはシルバさんが居なくなってから、落ち込んででもう今は元気になって将来は頼みますよ!」
「ん?将来!」
女将
「ふふ!」
(深くは考えない事に.....)
「久しぶりで食事が楽しみです楽しもうと思ってますので」
(自然に笑顔で言っていた)
昼食後にエミリと此処二か月の話をしてる、いや聞いてるうちに眠くなり寝てしまった。その後にエミリの話が夕食中も止まらない!親父さんとも無言で会話を何時も通りに.....
落ち着くな此処はホントさ、でも何と言うか護衛が邪魔だぞ
朝!何故!エミリが隣に居る?
確か一人で寝た、酒も入って居たし下着を付けている、良かった....
ん!良かったのか?
朝食後にリラックス出来たので!庭で転移の訓練をしてみた!結果は成功した。
(3メートル移動出来た!それも5回連続で....失敗もしたが...)
宿でリラックス出来た!だから精神の集中も効率的に出来た?結果的に此処に来て良かった。
(でも一つ分かった!此処が俺の家だ!帰る場所が有る今はそれが嬉しいそして難しく考えるのは止めよう)
(馬車で18日か!モンスターと戦いたいな!それにこの街以外に行った事無いからな?どんな町かは聞かないで楽しみに取って置こう。それと旅か...ん 修学旅行?違うな家族旅行で良いかうん)
明日か!旅だ一人じゃなぞ一人じゃない、兄貴にサワ姉さんと三人と従業員12人に護衛で30人・総勢45人での旅だ!興奮して寝れない......
旅にでて三日目!モンスターの登場だ!ゴブリンが20匹位にオークが13匹位にボストロールが....
これはもう我慢できないぞ、血ち湧わき肉躍るこの感じが止められないなヨッシャー戦闘だ、手前のオークをこの黒刀で!ってオイ...切った感触が無いぞ
後ろを見れば身体がユックリと動いてる上半身と下半身が、
何だこの黒刀は切れ味が半端ないぞって、次だゴブリンを5匹を流れる様に切れた?身体が勝手に動いたぞイメージトレーニングの成果かなって!最後の一匹ボストロール此奴とは初めて会うが何だ動きが遅いな?簡単に切れそうだ、この距離.....奴の後方の頭上に転移そして首を横一線で終わりだ。
デルタ
「お前さん凄いな一人でボストロールを片付けた。この際正直に言うけど、足手まといだと思っていたよ」
「これで足手まといは返上かな?」
デルタ
「お前..シルバ君は戦力だ、それも俺と同じ位の実力だがCランク?何故だ君ならAランクの実力が有るよ」
「ソコは色々と有りまして、こんな言い方は好きでは無いがモルドさんが言った通りに内密にお願いします」
デルタ
「分かった。改めてデルタだこの隊商の護衛責任者だ、君を仲間として迎えるよしかし凄い剣だな詮索はしないよ」
「有難うそれと宜しく」
この後に収納スペースにモンスターを入れてから移動を開始した。楽しくも楽しい旅だ!
サワ姉
「シルバ楽しそうね、屋敷に居る時とは顔が全然違うわね生き生きとしてるよ」
「楽しくて仕方が無いので外は良いね」
野営時に夕食の準備してる間に森に入りそしてモンスター狩りを毎日している。
そしてレベルも順調に上がってる。サイクロプスにボストロールにオーガにキラーパンサーにオークキング等を既に相手関係無く1500匹以上倒してる!この黒刀と転移魔法でモンスターを狩りまくる。レベルは既に70に達しているし身体が軽く疲れも次の朝には無くなるし、魔力の総量も上がって来てる。トレーニングは間違ってないこれは実証出来た。
(今回の旅の目標の一つはレベルアップだ!目標レベル100)
これからは魔力に実力を高める、どんなモンスターが来ても倒せる実力を付けるし、それに時空魔法の他に火属性・回復魔法・闘気・空間魔法を完璧に習得するのにレベルが高くなれば恐らく楽に今迄よりもと仮説を立てたが何とも言え無い程に魔力の操作が自由になった。
現在バルトの町まで後三日、俺は馬車等には乗らない脚力の強化に体力増強のためだ、それとレベルアップしてからの火球の維持時間は飛躍的に伸びた!三時間維持しても疲れないしそれに火球の円がぶれない。
.....最初からレベルを上げてから!火球の維持をすれば良かったとは...思わない事にする後悔何かしてないぞおれは....
モルド
「シルバもう二時間で着くぞバルトの町にな、楽しみにしてろ大きい町だ」
「大きい町か!楽しみにしてるよ」
二時間後にデカい城門だ!壁が40メートル位有るか?人口はどれ位だろうかな、しかし顔パスって兄貴は大物か凄いな!流石商人ギルドの副会長。
「兄貴!大きいなこの建物が支店か?」
モルド
「そうだ支店だが取引が大きいしな、それと護衛の人数も70人だ夜だけでな総勢で150人だが何故か分かるか」
「治安が悪いから?」
モルド
「そうだ城門を普通には入れただろう、殆どが顔見知りなら顔パスだ、盗賊に泥棒に暗殺者だ。
他にもゴロツキだよ。だがなこの町が莫大な金を生むのさ、さぁ中に入ろうそれとお前さんの部屋に案内するよ、エルレラ!シルバを部屋に案内してくれ頼んだぞ」
「兄貴、部屋を見たら冒険者ギルドに行きたいんだけど良いかな?」
モルド
「一応案内を付けるよデルタ付き合ってやってくれ、君も行きたかっただろう?」
デルタ
「勿論です、カードの更新をしたかったのでそれではシルバ行こうか」
わくわくしながら冒険者ギルドに向かうが活気に喧騒に満ちてる。楽しくなって来てるぞ、美味そうな物が沢山あるが屋敷で食べないとサワ姉さん叱られる。俺の事を本当の弟と思ってくれているし...
ギルドに着いたが!大きいし歴史を感じる建物だ、凄い建物だな!5階の建物この世界で初めて見たな
デルタ
「さてと中に入ろうか、それと喧嘩を吹っ掛けて来る連中が居るが基本無視で馬鹿が多いのでね」
中に入り俺もギルドカードの更新したが。受付嬢の顔が引き吊ってるが仕方ないな。
レベルが27から一気にレベル72に上がってるし、倒したモンスターの数に種類でドン引きだなコレは。流石に遣り過ぎたかでも仕方が無いのだ強くそして自由に魔法を使いこなすには
それで、待ってましたと喧嘩を因縁を付けられた...
俺は昔の自分じゃない強くなったし(サイクロプスは既に俺の敵では無いが一撃で倒せる)努力もしている、それで!殺気を含む目線で見た絡んで来た奴らを本当に睨んではない、が奴等は静かになりただ横を通り過ぎた。
思いっきり気持良かった、まさかこんな体験が出来るとは本当に良かったよ!最高の日だ。何度も言うが最高だ人生最高の日だ。
昔の虚しい記憶を払拭して祝いたい気持ちになりデルタさんに美味い酒を幾ら高くても購入して屋敷で飲みたい気持ちが膨れ上がり、高級な酒店に連れて行って貰った。
店員からは如何にもこの店に似合わないとの視線が....しかし落ち込まないぞ。昔とのお別れの祝いの品だ(ヤバイ!にやけてるぞ)で!店員さんに一本の値段が金貨300枚から700枚のワインやスコッチを見せて貰いそして貴方達には似合わない店だと態度が言っている。
金貨700枚のワインを3本に670枚のスコッチを5本を購入した。(金貨は魔法の袋が収納スペースに有ったのでそれを使用し支払いした。店長に店員が店の外まで出て頭を下げていた)
屋敷に戻り、デルタさんにスコッチを3本渡し飲んでくれと言ったら驚いていたが!礼を言われその後にエルレラさんに渡して、夕食時に出して貰う事にして庭でイメージトレーニングを???
この世界も悪くない!