第19話・春が来る・馬車・王都
モルド
「雪か.....今年最後の大雪だな、これでまた春が来るかそれに子供が生まれる。今年は昨年と違い問題が無い年になってくれれば....」
リビング
「さわ姉~、馬車が完成したよ、揺れも無く広くて因みに幅は4メートルちょいで縦は2.5メートルで長さが何と8メートルだよ中でね、外の方は火竜の鱗で加工してアルし《強化》の魔法を掛けて有るからサイクロプスの攻撃でも問題無し、実際に試したからね、それと中は10人が余裕で座れるし、個室も作ったさわ姉用に寝室を隣にはトイレを女性用と男用に二つに何と驚いてキッチン機能も有るよ凄いでしょ?」
さわ姉
「それを最近作っていたのね完全に馬車じゃ無いわね、凄すぎるわ」
ヘルメ姉
「シャワールームは無いの?」
「........今から作るです」
(シャワールームだと何てコッタイ思いもしなかった。どうするよ!)
駐輪場
モルド
「何だこの馬車は?デカいぞ、オイでも中に入れないぞ、何故だ?シルバが作ったんだなこれは」
モルド
「アントンこれ知ってるか?」
アントン
「ハイ、会頭は知らなかったんですか?」
モルド
「ア~、全然知らなかった」
アントン
「シルバさんが、二月位前から作成してましたが、詳細は申訳有りません」
モルド
「後で聞いて見るよ、デカいし中は何かとんでもない事になってそうだな?」
リビング
さわ姉
「そう言えば、ゴーレムはどうなったの」
「難しくてさ、人間に近い動きを付けようかと思っては居るんだけどね関節が上手く行かなくて、腕を動かすのに縦に横の動きだよ、肘だけでさ、今は身体は完成したけどまだ足首で作成が止まってるよ、半年でも終わらないと思う」
さわ姉
「確かにそうですね!足先・足首・膝・股関節・腰凄い数の関節が有りますが、でも一度作れば何度でも同じく作れるのでしょ?」
「ウン。一度作れば二回目以降は時間を短縮出来るよ」
さわ姉
「ゴーレム使いの少ない理由の一つねこれが」
「だと思うしもし、ゴーレム使いがいても教えてくれないと思うから地道に頑張る」
さわ姉
「それしか無いわね。」
「ヘルメ姉は実家に帰っても、あの性格なの?」
さわ姉
「とても興味深いけど、実家に行った事無いから分からないわ、弟が居るって言っていたけど」
「俺みたく叩かれたりしてんのかな?」
さわ姉
「それはシルバが悪戯するからでしょう?」
「違うよスキンシップだよ」
さわ姉
「ヘルメに悪戯何てする人間はシルバしかいないと思うわ絶対にね」
「偶にキレるけどね!」
さわ姉
「・・・・・・」
(シルバは勇気が有ると言うか無謀と言うか、ヘルメもシルバを気にいってるから、アレで済んでるけど普通は)
モルド
「おっ居たナ。シルバあの馬車は何だ、デカいけど?」
「内緒」
モルド
「さわは知ってるのか?」
さわ姉
「はい。知ってますよでも!内緒です」
モルド
「シルバ教えろよ?」
「ダメ」
モルド
「何時になったら教えてくれるんだ?」
「ヘルメ姉が帰ってきたら!披露する」
モルド
「楽しみに待ってるよ、それとそろそろ王都で、商人ギルド総会の時期が来るな税金の額が幾らになるか分からん?」
「王都って王様が居るあの王都?」
モルド
「あ~そっか未だに言った事無いか....まだ先だが一緒に行くか?」
「行く、是非に絶対に行く、さわ姉も馬車が役に立つよ」
さわ姉
「そうですね、子供も一緒に行ける馬車なんて最高ですよね!」
モルド
「子供も行ける?」
「そうです、俺の作成した馬車が有ればね。それともう一つ作るけどねシャワールームを....」
さわ姉
「シルバ余り気にしないで時間も有るしね」
「分かった、兄貴それと商人ギルド総会の時期って春なの?それに税金の額が分からないって、決まって無いの売り上げの何割とか?」
モルド
「馬車がね~、ま~総会の時期は春と決まってるが日にち等は今後執行部で決めるからな、最初に王都に行かないと決まらん、税金は決まってはいるが、今回の孤児院でのモルド商会の出費で税額が安くなるらしい。としか手紙に書いて無いからな商人ギルドの会長からな」
「?なぁ~、兄貴に質問がモルド商会は王都に店無いの?」
モルド
「無い、縄張りが有るんだよ。王都を中心に「東・南・西・北」と簡単に言えばな、俺のモルド商会は南だそれで国内に不足した、物資を商人ギルド内で国内で回すのだ、王都は商人ギルド本部が統率し他の商会に情報を流しそれを俺達が王都に送る、とこんな感じだが簡単に言えばな、それと会長になると王都に住み動けなくなる。総括者だからな」
「絶対に会長にならないでよアニキ」
さわ姉
「全くですよ、将来はこの子と冒険にシルバと行くんですからネ」
モルド
「エッ!さわ、聞いて無いぞ....」
さわ姉
「最低限は強くなくてはいけませんのでね、シルバ」
「その通り、さわ姉良い事言うね」
モルド
「最低限だぞ。良いナ、約束だ」
さわ姉・シルバ
「「ハ~イ」」
モルド
「一月後に俺は王都に立つが、それに皆が一緒に行けるのか?」
「大丈夫だよ、問題無し自宅が移動する感じだからね」
モルド
「任せる、約40日位だ移動に要する日数でだ。シルバに必要な物資を頼むただメルの町からは金貨を運ぶ馬車が多くなるがな、シルバがもし収納スペースに入れて王都に行ったらだぞ、金貨を積む馬車が少ないと思われる。収納スペースを調べられる可能性が有るからな、危険は避けるに越した事は無いもしも他にバレタリしたら王国に仕える事になるかもしれん」
「オレ出かけて来るよ、」
(スノウドラゴンを倒す、闘気の予備も準備したしそれにだ、闘気は体力だそれが分かったので準備万端だ、収納スペースに1000リットル用意した。一応は体力ポーションと名前をつけて)
そして!固定型のリュックサックを用意した。中身は体力ポーションで2・5リットル、チューブを口元に何時でも回復可能にした。
スノウドラゴンに会った山中に転移して探した。空間魔法での捜索も広範囲に広げて探す。(毎日のトレーニングの成果が毎日少しまた少しと成長してる!とさわ姉が言ってた。ヘルメ姉には止められたが、スノウドラゴンを倒す)
探すハズが!あの日から動いて無かったので、別な場所に転移し闘気全開に体力ポーションで回復し、以前に付けた傷の場所に転移し火竜の太刀を全開で振り切る...
カウンターを食らい、転移しリフレシュを掛けて身体を治した。まさかまさかで尻尾が身体に突き刺さり腹に穴が空いたしそれに顎が割れ、全身骨折だよ!俺にはまだやはり早かったみたいだナ。
リフレシュ覚えてなきゃ死んでたな.....ヘルメ姉には言え無いナ。




