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最強系妹

一部汚い表現があります。お気をつけください。

 昨日はアイリスと一緒に寝た。産まれてからずっとそうなので、慣れっこだ。


 さて、我が最愛の妹、アイリスだが、彼女をダンジョンに連れていくにあたり、問題がある。

 それは、アイリスがとても弱いことだ。


 アイリスのステータスを見てもらおう。



名前:アイリス


称号:なし


職業:冒険者


攻撃力:32


守備力:38


素早さ:12


器用さ:6


スキル:なし



 実はこの数字は、七歳にしては結構高い。しかし、冒険者としてやっていくには厳しい。

 何故アイリスの攻撃力と守備力が高いのか説明しよう。

 攻撃力は物理的な攻撃力だけでなく、魔法による攻撃の強さも含まれる。アイリスは、その有り余る魔力量と、第六階級魔法まで使える技術、これにより32という数字がでた。

 防御力も攻撃力と一緒で物理的な攻撃に対する抵抗の強さと、魔法攻撃に対する抵抗の強さを含めた数字だ。どれだけ魔力の制御に優れていても、実は体の表面から魔力は溢れ出てしまう。それは、魔力が多いほど顕著である。その漏れでた魔力は他人の魔法に対する抵抗力があり、ほんの少し効果を減らしたりできるのだ。

 高魔力体質であるアイリスは、それはもう溢れまくっていて、その魔法抵抗力が防御力の高さに繋がったというわけだ。


 まあそんな感じでダンジョン入りは少し厳しいので強くなりたいか聞いてみることにした。


 「チカラガ ホシイカ?」


 「はい?」


 「ああいや、ダンジョンに潜るにはアイリスは少し早いんじゃないかなー、と」


 「(わたくし)ではお兄様の邪魔になってしまうのでしょうか?」


 少し瞳を潤ませ、顔色を伺うように聞いてくる。

 ので、少し言葉を選びながら、君は弱いんだよ、と伝える。努力した彼女に努力してない俺が言うのはなんだかおかしい気もするが。


 「えーと、なんというか、アイリスまだ小さいしさ」


 「身長だけならお兄様と然程かわりませんっ!

はぐらかさないでください」


 怒られてしまった。しょうがないはっきりいおう。ちなみに俺達は二人とも一メートルちょいです。


 「じゃあはっきり言おう。アイリス、君じゃダンジョンに潜るには実力が足りない」


 「っ!それでも私はお兄様のお役に立ちたいっ!」


 「もっと強くなる方法があるけど、どうする?」


 言うまでもなく『何でもできる力』である。全世界の努力している人を敵に回す力だ。まあこれも俺の力だと割り切っているが。


 「少しでもお兄様の役に立てるなら何でもします!だからその方法を教えてください!」


 「わかった。ステータスを見てごらん」


 アイリスの目にはこんなふうなステータスが見えているだろう。


名前:アイリス


称号:なし


職業:冒険者


攻撃力:99999


守備力:99999


素早さ:99999


器用さ:99999


スキル:『鑑定』『隠密』『魔眼』『槍術の極み』



 アイリスはきっと己の見ているものを信じられないだろう。アイリスの持つステータスは俺を除けば(少なくとも内界では)最強なのだから。


 「お兄様。これって」


 「これがさっき言った、強くなる方法だ」


 「これが……。これで……これでお兄様の役に立てますか!?」


 「ああ、もちろん。立ちまくりだ」


 別に変な意味じゃない。


 俺の役に立てるのが嬉しいのか、飛び跳ねんばかりに喜んでいる。


 「お兄様ッ。早くっ早くダンジョンに行きましょう!」


 「まあ待て。もうちょっとゆっくりしよう」


 「待てません!行きますよ!」


 俺の手を引き宿から出ようとするアイリス。宿には一週間分の料金を払っておいたので、鍵をかけて部屋を出る。鍵は『アイテムボックス』にしまった。

 『アイテムボックス』もそうだが、俺のスキルを少し増やした。


名前:アレックス


称号:なし


職業:貴族


攻撃力:99999999999999


守備力:99999999999999


素早さ:99999999999999


器用さ:99999999999999


スキル:『自動翻訳』 『隠蔽』 『超鑑定』 『全魔法』 『隠密』 『自己封印』『武術の極み』『アイテムボックス』『魔力変化』


 増えたスキルの説明をしようと思う。

 『武術の極み』は、全ての体術、武器術を極めた動きができるのだ。アイリスの持つ『槍術の極み』の強化版。アイリスのはそのまま槍術を極めた動きができる。


 『アイテムボックス』はものを収納する特殊な空間を作り出すスキルで、中に入った物はそのまま中にある限り劣化しない。温かいスープは温かさを保ち、血糊の付いた剣を入れても錆びることのない。つまりは時が止まっているのと同じだ。中に入れたものは自動で整理され、取り出しも簡単。生き物はなぜか入らない。


 『魔力変化』は、食事により、十分な栄養をとることが出来たら、残りは魔力に変化させることができる。沢山ご飯を食べ、高ランクの浄化魔法で体中の汚れや老廃物を浄化する。そうすると、うんこが出ない。なぜなら食べかすは魔力になるし、増えすぎた細菌やら古い腸壁は浄化される。


 つまりは、アイドルと同じだ。アイドルはうんこをしない。俺もうんこをしない。つまり俺もアイドルということだ。


 まあどうしてもおしっこは出るのだが。


 このスキルをつけようと思った理由。それは、前世において俺は腹がとても弱かった。授業中お腹痛くなるのなんて日常茶飯事。急にトイレに行きたくなるのはいやだなーと思い、このスキルをつけた。どうしてもダンジョンで一夜を明かさないといけない時もあるしね。今度アイリスにこのスキルを勧めよう。

 アイリスは俺にとってアイドルみたいなものだし。


 はてさて、そんなこんなでダンジョン前に着いた。転移石の前にいる門番的な役割の人に冒険者カードを見せ、転移石に触れる。地上に出ている転移石は、何も思い浮かべずに触ると一層目に転移させてくれる。


 早く深い階層に行って、強い魔物とたたかいたいな。

 アイリスとアレックスの苗字がなくなったのは、シャイン家を出て、冒険者になったからです。

 平民には苗字がないのが普通です。

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