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修羅場

 「はぁ…………エリル……はぁはぁ……エリル…エリル…………エリッ………………ふぅ」


 「あ、あの主?」


 「…………いつから?」


 「三十分程前から……」


 俺は学習しないな。二回目だよ?もっと警戒しとかなきゃ。


 ここで光るのが、『無かったこと大作戦』だ。


 「なんのようだ?」


 「昼食ができたから呼びに来たのじゃが……」


 アイリスには部屋にこないように言ったが、エリルには言ってなかったか。というか昼食前にするなよ。

 そもそももっと周りに気を配れよ。何のための知覚能力だよ。


 まあいい。食堂行こう。

 歩き出した俺にエリルが話しかける。


 「その、主は……我と番になりたいのかの?」


 「え?」


 「先ほどの行為は、オスが好きなメスを思ってすることだと聞いた。その、主が我と番になりたいのであれば、ま、満更でもないのじゃが……」


 おおふ。結婚できるって。幼女と。うれしい。


 「おお。いつかな」


 「う、うむ!」


 これは楽しみですな。

 昼食をとりに行く。


 ーーーーー



 今日は首輪を作ろうと思う。俺のハーレムメンバー用だ。首輪じゃねぇわ。ネックレス。


 用意するのはオリハルコンこれを魔法で形を変え、いい感じのネックレスを作る。


 まずはチェーンを作っていく。


 ーーーー



 夕食の席にて、皆に配る。頑張って作ったものが喜ばれるのはこんなにうれしい物か。



 ーーーーー



 夏休みが終わった。展開が早い?もうイベントが特になかったんだよ!


実は少しだけ学校が楽しみなのだ。理由はサナ。彼女は学校でも乳を詰めているのだろうか。気になる。


 昼休み。ラナトと目配せし合い、サナ達の教室へ向かおうとする。


 「あ、あー。今日は男同士でご飯を食べたい気分だからどっかほかの場所で食べるわー」


 「そ、そういうことだ。アイリスさん達はいつも通り屋上でたべるといいよ」


 「へぇ」


 アイリスの目が冷たく細められる。やばい。ばれたか?


 「そうですか。楽しんできて下さいね」


 「あ、ああ」


 アイリスの目にはいつもの綺麗な笑顔が浮かんでいる。気づかれなかったようだ。


 ーーー


 どのクラスにいるのかは聞いていなかったので、下位クラスから探す。結局いたのは上位クラスにだった。


 「あれ?アレックスじゃない。来てくれたの?」


 「あら。ラナト君も」


 実は夏休み中も偶に4人で遊んだりしていた。カナちゃんとも結構仲良くなれたと思う。


 「ああ、一緒にお昼でもどうかなって」


 「そうね。せっかくだし」


 サナとカナちゃんは二人仲良くご飯を食べていた。ごめんね横入りして。


 周りの男子から、恨めしく呻く声が聞こえてくる。へっ。悔しかったらニセ乳を見破ってみやがれ。サナは当然の様にニセ乳をつけていたのだ。


 会話を楽しみながら、ぱくぱく食べていく。普段の学校生活のことなどだ。このふたり、結構強いらしい。この上位クラスに置いて五本の指に入るだとか。ふふーん。まあ俺らも五本の指に入るけどね。ラナトはギリギリ。俺はダントツ。


 今度勉強会をする約束もした。ラナトは頭が悪い。というか、テストの点が取れない。カナちゃんはサナより頭がいいらしい。サナも別に悪くないらしいのだが。


 大満足で食事を終え、教室へ戻る。なぜだろう。嫌な予感がすごい。



 「お兄様」


 「な、なんだアイリス」


 笑っているけど笑っていない。自然と体が正座の姿勢をとる。


 「お兄様は男同士で食事をすると、そうおっしゃいましたね?」


 「は、はい」


 「ではなぜ女性二人と食事をしていたのでしょう」


 見られてた!?いやそんなはずは


 「ララスに『超隠密』を発動させて、つけさせました。まさかお兄様があれに気づかない程楽しみにしてらしたとは」


 まじかよ。


 「あ、ああの……」


 「お兄様。(わたくし)は悲しいです。もし仮に、お兄様が正直に言ってくださって入れば、しっかりと応援できたものを……」


 いや、だって。と子供のような反論しかできない俺は、このスペックの高い体の足がしびれるまで説教を受けた。授業?ほかのみんなはいつの間にか実技棟行ってたらしいよ。



 ーーーー



 そろそろ学園も楽しんだかな。人生初のナンパもした。あとは、幼女達に友達ができたかどうか、だな。場合によってはもう、学校をやめることも考えねば。

 宣伝。調子に乗って、新作を書きました。転生もので魔王になってダンジョン経営をするよくある物語です。よろしかったら、見てみてください。

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