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200文字小説集 vol.2

愛しの彼女は…(200文字小説)

作者: 日下部良介

 人一倍元気な彼女が会社を休んだ。

 風邪でもひいたのだろうか。

 僕は帰りに様子を見に行くことにした。


 部屋の前でインターホンを鳴らした。

「ダメ!今日は会いたくない」

「まあ、そう言わずに」

「ダメ!帰って」

 ごねる彼女を説得して部屋に入れてもらった。

 彼女の顔を見て思わず笑ってしまった。

「ごめん。まさか、おたふく風邪だとはね」

「だから、会いたくなかったのに…」

 ふくれっ面で口をとがらせる彼女。

 そんな彼女が愛おしい。





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― 新着の感想 ―
[一言] こんなふうに、彼氏に思ってもらえる彼女は果報者だなと・・・羨ましいです。 彼氏のお見舞い、ポイント高いです!
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